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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)上映時間:139分

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評価【★★★☆☆】4.0/5点満点中

監督
 スタンリー・キューブリック
脚本
 スタンリー・キューブリック
 アーサー・C・クラーク
出演者
 ケア・デュリア
 ゲイリー・ロックウッド
 ウィリアム・シルヴェスター  他…

 

あらすじ

 月に人が住むようになった時代。月のクレーターの地中から謎の石碑が発掘され、宇宙評議会のフロイド博士が調査に向かう。それから18カ月後、最新型人工知能「HAL(ハル)9000型コンピュータ」を搭載した宇宙船ディスカバリー号は、デビッド・ボーマン船長、フランク・プールら5人のクルーを乗せて木星探査に向けて航行していた。しかし、その途上でHALが探査計画に対して疑問を抱いていることを打ち明ける。ボーマンとプールはHALの不調を疑い、いざというときはHALの回路を切断することを決めるが、それを知ったHALは反乱を起こす――。

 

映画.comよりあらすじ抜粋

eiga.com

 

総評

 2022年も残りわずか。今年最後の一本は、スタンリー・キューブリックの「2001年宇宙の旅」にしました。締めの一本としてこれ以上ない作品だと思います。

 実家の4Kテレビで視聴したのですが、バキバキにキレイ!レストアされたという劇場版もいつか見たいですね。
 製作から54年が経過していますが、色褪せることのない映像技術の高さに毎度目を見張ります。特に大規模なセットを使用した無重力シーンの数々には、CG技術のない中、実際にセットを回す・浮いているように見せる・俳優の演技で浮いている様にする等々でまるで本当に宇宙の旅をしているかのように見せてくれます。また、劇中に登場する小道具の数々も見逃せません。テレビ電話に宇宙食タブレットの様な端末まであり未来を感じさせるのに一役買っています。

 ストーリーは設定を把握していたり、一度見たことがある等事前準備をしていないと中々理解しにくい作りになっており、そこは映画として優しくはないとも言えます。
またセリフも最小限、冒頭25分の人類の夜明けやクライマックスの異空間では一切セリフがない状態で、視聴者の理解力に委ねられるシーンになっています。

 音のない宇宙での恐怖、緊迫感は別格です。純粋に映像美を楽しむもよし、難解なストーリーに思いを馳せるもよし。何回でも噛み応えのある作品になっています。ぜひできるだけ大画面でお楽しみいただければと思います。もちろんおすすめです。