評価【★★★☆☆】3.2/5点満点中
監督
ジョー・ジョンストン
脚本
ピーター・バックマン
アレクサンダー・ペイン
ジム・テイラー
出演者
サム・ニール
ウィリアム・H・メイシー
ローラ・ダーン
ジョン・ディール 他…
あらすじ
著名な古生物学者アラン・グラント博士は、裕福な冒険家とその妻に依頼されて、恐竜をクローン生産する拠点だった小島の遊覧飛行ツアーに同行する。
総評
ジュラシックワールド公開記念、ジュラシックパークシリーズ第3弾。今回の映画は何と92分とかなり短め。さながらB級映画の様な尺ですが、きっちりとやるべきことはやっていてまぁ満足という感じの映画でした。
やや強引な設定で、一作目の主人公であるグラント博士を再登場させ、再び島に行くことになります。島に降り立った瞬間、”プロ”達が襲われ、食べられていきます。このテンポ感の良さは良かったですね。そして島に連れてきた夫婦が実は裕福でもなんでもなく、冒頭で行方不明になった息子を探すために島に来たという。その息子との再会も割とすぐに訪れるので、とにかく引っ張りません。ちなみに父親役であるウィリアム・H・メイシーが私の中では「ファーゴ」のダメ親父なので、今回いい父親役なのですが、イメージから離れませんでした。
また今回の恐竜は前作から変わり、T-レックスがスピノサウルスに、ラプトルがプテラノドンに代わっています。いずれもCG技術の発達により実現可能になったもので、本作のCGはさすが2000年代ちょっと浮いたかんじもありますが、前2作を超える出来上がりになっています。
やはり92分という尺は短かったのか、最後の救出シーンの後に、これからひと騒動まだあるぞぅと思っていたら、エンディングに入ってしまったのでややそこは不満でした。
が、最後はジョン・ウィリアムズの定番ソングで締められ、なんとなく「あぁこの映画良かったなぁ」と思わされます。曲の力ってやっぱりすごいですね。
総じて登場人物を少なくしたことで、恐竜とドラマの部分の塩梅が良く、また長さ的にも見やすい作りになっています。自分的には、もう少し話の続きがあっても良いかと思いましたが、アトラクションムービーとしては満足の出来になっています。是非ご鑑賞下さい。