君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)上映時間:132分
評価【★★★☆☆】3.5/5点満点中
監督
ルカ・グァダニーノ
脚本
ジェームズ・アイヴォリー
出演者
ティモシー・シャラメ
アーミー・ハマー
マイケル・スタールバーグ
あらすじ
1983年夏、北イタリアの避暑地で家族と夏を過ごす17歳のエリオは、大学教授の父が招いた24歳の大学院生オリヴァーと出会う。一緒に自転車で街を散策したり、泳いだり、午後を読書や音楽を聴いたりして過ごすうちに、エリオのオリヴァーへの気持ちは、やがて初めて知る恋へと変わっていく。
眩しすぎる太陽の中で、激しく恋に落ちるふたり、しかし夏の終わりとともにオリヴァーが去る日が近づいてくる。
フィルマークスよりあらすじ抜粋
総評
ティモシー・シャラメがまぁ絵になる映画です。映画としてはかなりじっくりと展開を描いていますが、先にも述べた通りティモシー・シャラメがとにかく美しい。もちろん物語も美しいとは思うのですが。
OPにギリシャ彫刻が次々と出てくるのですが、その彫刻と変わらないくらいの絵になるシャラメ。彼だからこそセンシティブな表現も出来たのでしょうね。
1980年代という事もあり、まだLGBTは世間の批判の的特に教職に就くオリヴァーは愛するエリオへの気持ちを抑え、裏切るような形に終わってしまいます。それはまだ幼いエリオにとってどれほどの傷だったでしょうか。最後の顔のアップ長回しが良い味を出しています。
またイタリアの原風景ともいうべきでしょうか。のどかな風景や町並みが非常に美しく、そのことがより物語を絵画の様にしていますね。
総じて正直人を選ぶ作品になっているかと思いますが、夏の終わりに切ない映画を観たいとなったらこの映画を選択肢に入れていただければと思います。