評価【★★★☆☆】3.8/5点満点中
監督
ティム・ミラー
脚本
レット・リース
ポール・ワーニック
出演者
ライアン・レイノルズ
モリーナ・バッカリン
エド・スクライン
T・J・ミラー
ジーナ・カラーノ 他…
あらすじ
元特殊部隊の隊員から傭兵に転身した男ウェイド・ウイルソン(ライアン・レイノルズ)は、突然末期ガンを宣告され、悲惨な人体実験の被験者となったために、驚異的な治癒能力を手に入れる。デッドプールと名乗った彼は、自分を死なせかけた男を追跡し始める──。
フィルマークスよりあらすじ抜粋
総評
MCU入りが確定したデッドプール、その第一作を久しぶりに見返してみました。
悪人を不殺していくヒーロー映画とは異なりバンバン殺していき、下ネタを連発。第三の壁も壊してこちらに話しかけまくる。そんな異色なコミックヒーローを108分というコンパクトさで見事に実現させみせたのが本作になります。
主演のライアン・レイノルズ自らがプロデューサーも兼ねた本作は、グリーン・ランタンの時の苦い経験を逆手にとり、むしろ今までのヒーロー映画にはなかった大胆さも感じさせます。
そしてギャグばかりに注目がいきがちですが、この映画のミソはラブストーリーであるという事です。笑いながら不幸自慢をするような壮絶な人生を送ってきた二人が、つかの間の幸せを手に入れるもガンにより二人は離されてしまう。劇中でウェイドが言っている通り、「つかの間の幸せなCM」の様に短い二人の幸せがあるからこそ、試練を乗り越えたあのラストのワム!の「ケアレス・ウィスパー」にグッとくるのです。