ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)上映時間:144分
評価【★★★★☆】4.4/5点満点中
監督
アンディ・ムスキエティ
脚本
クリスティーナ・ホドソン
出演者
エズラ・ミラー
ベン・アフレック
マイケル・キートン
ロン・リヴィングストン
マイケル・シャノン
サッシャ・カジェ 他…
あらすじ
地上最速ヒーロー“フラッシュ”は亡き母を想うあまり“過去”に遡り彼女の命を救うが、その行動が“現在”に歪みをもたらしてしまう。スーパーマンらはこの世界には存在せず、バットマンはまったくの別人に。さらに、かつてスーパーマンが倒したはずの敵が大軍勢を率いて襲来、地球植民地化を始める。フラッシュは別人のバットマン、黒髪のスーパーガールとともに、世界を元に戻し人々を救おうとするが…。時空を超えて DC ヒーローたちが交錯するタイムループ・アドベンチャー!
フィルマークスよりあらすじ抜粋
総評
本作はフラッシュいやフレッシュな映像表現が満載、そして肝心のストーリーも文句なしの出来です。主演のエズラ・ミラーの彼じゃなきゃできない演技も絶品。という事で四の五の言わずまず観ることをおススメします。
本作の良いところはもちろん今までのDC作品を観ていることでわかる面白さもありますが、観てなくても十分楽しめることでしょう。「ジャスティス・リーグ」、「BVS」、観なくてもいけます!主人公バリーが超能力を得る誕生譚も兼ねているので本作を視聴するのに前情報は必要ないんですね。
前半、オープニングは超高速で走るフラッシュによる救助シーンで能力の説明とコメディを兼ねた見事なシーンで始まります。そして登場する二人のバリーが自然すぎて、一人二役で長時間絵をもたせられるあまりにも素晴らしいエズラ・ミラーの演技が物語に深みを持たせます。対照的な二人の主人公の終盤行われるあるやり取りには思わずグサッと胸に刺さります。
そしてやはり避けては通れないのがマイケル・キートンのバットマン!抜群の演技でしたねぇ。独り孤独に生きる男、そしてやはりどこかおかしい人、頼れる大人。様々な面を見せてくれましたし、登場のさせ方と品がありました。
総じてDCEUの中でも1,2を争うほどの作品だと言えます。凡庸な表現になりますが、笑って泣けるそんな一作です。フラッシュのごとく早くその目で確かめてください!