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モービウス(2022年製作の映画)上映時間:104分

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評価【★★★☆☆】3.1/5点満点中

監督
 ダニエル・エスピノーサ
脚本
 マット・サザマ
 バーク・シャープレス
出演者
 ジャレッド・レトー
 マット・スミス
 アドリア・アルホナ  他…

 

あらすじ

 天才的な頭脳を持つ医師マイケル・モービウス。
彼は、幼い頃から治療の術がない血液の難病を患っていた。
医師として多くの命を救い、ノーベル賞という名誉も手にしながら、
己の病を治す方法だけを見つけることができないモービウス。
身体はやせ細り、松葉づえなしには歩くことさえままならない。
時間だけが刻々と過ぎ、忌々しい血液が彼の命を蝕むなか見出したひとつの可能性。
それはコウモリの血清を自らの身体に投与するという、危険すぎる治療法だった――。

フィルマークスよりあらすじ抜粋

filmarks.com

総評

 マーベルコミックス原作で、ソニー版のMCU(正式名称は、ソニースパイダーマンユニバース)の作品です。スパイダーマンの敵役であるモービウスの誕生譚を描いています。

 率直な感想は、「うーん、ま、OK」という感じです。良かったところとして、X-MENナイトクローラーさながらにモヤを残しながらの瞬間移動やマトリックスさながらのバレットタイムなどの表現があります。反面、「さながら」と評した様に、その演出はどこかで見た様な感じが否めなく、本作独自の何かというものはあまり感じられませんでした。

 またストーリーの展開も予想通りの展開にしかならず、意外性に欠けています。また主人公はあくまで善人にしたいのか、人を殺しているにも関わらず、「そいつらはごろつきだからいいとして」などというセリフがあり、倫理的にどうなんだと思ってしまいます。(その割に、今後のシリーズの展開を見越してある人物とポストクレジットで接触するのですが、それじゃ悪人になってしまうよなとポツリ)

 総じてジャレッド・レトー自体が病人みたいな顔つきをしてるのと、悪人面のマット・スミスが悪人をしているので、似合いの二人ではあるのですが、演出やストーリーに意外性を感じませんでした。今後広がっていくユニバースの一員として、とりあえず舞台に立たせましたよ感が否めませんが、トムホスパイダーマンが何とかしてくれるでしょう。期待も込めつつ、流し見でも良いのでご鑑賞下さい。