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デス・プラン 呪いの地図(1958年製作の映画)上映時間:77分

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評価【★★★☆☆】3.5/5点満点中

監督
 アルバート・バンド
脚本
 ルイス・ガーフィンクル
出演者
 リチャード・ブーン
 セオドア・バイケル
 ハワード・スミス  他…

 

あらすじ

 墓場の管理者を受け継いだデパートを運営するボブ。何の気なしに墓場の地図に黒いピンを刺すとその日にその刺した墓地の所有者は死んでしまった。そしてまた次の日もボブが黒いピンを刺した人物が突然死してしまう。ボブは自分の隠れた能力に恐怖し始める—。

 

総評

 いやこれは面白かったです。墓地の管理をすることになった男が、事務所に貼られている墓地の地図に(白いピンは予約を意味し、黒いピンは埋葬済みを意味する)間違って黒いピンを刺したらその人が死んでしまうというもの。「デス・プラン」の名の通り、さながら「デス・ノート」かのように、次々と黒いピンを刺した人が淡々と死んでいく様は、テンポよく進んでいき楽しいです。

 音楽、美術も独特の雰囲気を盛り上げる要素の一つとなっており、特に本作の主役といっても過言ではない墓場の地図はデザインが秀逸です。(こんな墓場がほんとにあるんだろうかと思うくらいには)

 終盤実は犯人がいて、殺害していった理由も明かされますが、主人公の言う通り「ほんとに?」という感じが否めなく、やはり地図が人を殺していったのではと示唆するようなエンディングになっています。

 総じて次々と人が殺されていくテンポの良い作品になっており、また独特なカメラワークも楽しめる一作になっています。77分と上映時間も短めです。是非ご鑑賞下さい。