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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)上映時間:100分

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評価【★★★★☆】4.4/5点満点中

監督
 クリストファー・ランドン
脚本
 クリストファー・ランドン
出演者
 ジェシカ・ローテ
 イスラエル・ブルサード
 ルビー・モディーン  他…

 

あらすじ

 やっとタイムリープから抜け出したと思ったツリーに更なる恐怖が訪れる。そしてタイムループの秘密を知るカーターのルームメイト、ライアンもツリーと同じくベビーマスクに襲われてしまう。逃れるためにまた恐怖のループを繰り返すツリーはその中で究極の選択を迫られることになってしまうー。

総評

 毎度思いますが、脚本が超絶うまいですね。クリストファー・B・ランドン監督要チェックになりそうです。

 前作「ハッピー・デス・デイ」のエンディングつまり、次の日から始まる本作。カーターのルームメイトだったライアンを主軸にして彼のループを描くのかと思いきや、物語序盤で前作主人公のツリーの話に代わります。本作はタイムループにパラレルワールドも加わり、本作でも言及されている通りまさしく「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」のような「こんな世界があったかもしれない」を見事にストーリーに盛り込んでいます。

 本作でも彼女の死にっぷりは健在。時計台から落ちたり、洗剤を飲んだり、スカイダイビングで飛び降りたり…。多種多様な死にざまには思わず拍手を送りたくなります。カーターの死を防ぐため、変電所に突っ込み死ぬシーンは、これまた「BTTF」の様でしたね。

 コメディ要素だけでなく、しっとりとさせる場面もありました。あったかもしれない世界とその世界では結ばれないカーターとの間で揺れ動く心情をループを通して描いていました。特にツリーが母親と一対一で話すシーンは、その切なさで涙ぐんでしまいました。

 総じてループものの続編という難しい題材で、よくぞここまでの話を作り上げたと賞賛を送りたい一作です。ホラー要素は前作以上に薄まってしまいましたが、それ以上にドラマとして楽しい一作になっています。エンドロール後の一幕は、別に要らないんじゃないかとは思う派ですが、おすすめの一作です。