遊びの時間は終らない(1991年製作の映画)上映時間:111分
評価【★★★★☆】4.0/5点満点中
監督
萩庭貞明
脚本
斉藤ひろし
原作
都井邦彦
出演者
本木雅弘
石橋蓮司
西川忠志
伊藤真美 他…
あらすじ
防犯訓練のために強盗に扮することとなった、融通のきかない巡査、平田。 その訓練はマスコミのウケをねらって、筋書きをなくしたリアルなものだった。そのために、予想外の事態が続出。 そんななか、平田は次第に犯人役にのめりこんでいき、いつのまにか暴走を始めていく・・・
総評
映画を見終わった後の感想「遊びの時間は終わらなかった…!」
モックンこと本木雅弘演じる巡査は今どき珍しいくらいの真面目な男でそんな融通の利かない男が、防犯訓練の犯人役に抜擢されたもんだから、あまりにも完璧に犯人を演じ切ってしまい、訓練は警察、マスコミ、住人を巻き込んで大騒動に発展していきます。
振り回されている警察の署長には、石橋蓮司が。これがまた表情をこれでもかとかところころ変えながら見事に情けない署長を演じ切っています。
小さな町の小さな防犯訓練だったはずが、警察は自身のプライドが、マスコミは格好の標的として、野次馬達はヒーローとして、主人公平田自身の暴走もあり、いつまでたっても防犯訓練が終わらない!
そして最後は銀行から脱出までもしてしまう。(弾の入っていない銃なのに「バン!」と言ったら警察も怯んでしまいます。)もうなんでもありです。
果たしてこれから彼らはどうなってしまうのか、そんな考えを巡らせたくなるほど、この映画はいろんな思いを起こさせてくれます。おすすめの作品です。