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グレムリン(1984年製作の映画)上映時間:107分

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評価【★★★☆☆】3.5/5点満点中

 

監督
 ジョー・ダンテ
脚本
 クリス・コロンバス
出演者
 ザック・ギャリガン
 フィービー・ケイツ
 ホイト・アクストン  他…

 

あらすじ

 ビリーは発明家である父からある生き物をクリスマスプレゼントとしてもらう。モグワイと呼ばれるその生き物を飼うには3つの約束事があった。一つ目は水にぬらさないこと。二つ目は光を当てないこと。そして三つ目は真夜中12時過ぎに食べ物を与えないこと。それらを破ってしまうとき、恐ろしいことが町に起きる。

総評

 監督はジョーダンテですが、スピルバーグが製作総指揮に入った80’sムービー。

モグワイであるギズモが愛らしく、CGを使わないパペットならではの質感がリアルさを強調しています。特にしゃべったり歌ったりする姿は昔流行ったファービーを思い出させました。

 ”グレムリン”になってからは、スピルバーグらしさが溢れるグロテスク描写も色とりどり抑えられています。昔見たときにはさほど気になっていなかったのですが、ビリーのお母さん結構すごいことしてましたね。ミキサーで殺したり、電子レンジで爆発させたり等やっていることはキングスマンの様でした。

 グレムリンの悪行もバラエティに富んでおり、悪いことをしているながらもどこか面白さを感じさせます。コスプレやカードゲーム等をしてギャング映画感も少し出していました。大量のグレムリン達が映画館で「白雪姫」を観てハイホーを歌うシーンはスピルバーグの映画への愛(白雪姫に限らず本作はクリスマス映画の定番「すばらしき哉、人生!」等旧作からの引用が多数あります。)を感じられます。

 豆知識的な話をすると、本作のセットは「バックトゥザフューチャー」と同じユニバーサルのセットになっており、よく見ると気づくことができます。(特に序盤のシーン)

 総じて80’sのパペット、コマ撮り技術がふんだんに使われた一作になっています。

かわいらしいギズモの活躍と、グロテスクなグレムリン達の活躍を見れるだけでも一見の価値があります。クリスマスは言わずもがな、初夏のこの季節でも見てみてはいかがでしょうか。