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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)上映時間:131分

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評価【★★★☆☆】3.5/5点満点中

監督
 マシュー・ヴォーン
脚本
 ジェーン・ゴールドマン
 マシュー・ヴォーン
出演者
 レイフ・ファインズ
 ジェマ・アータートン
 リス・エヴァンス 他…

あらすじ

 表の顔は、高貴なる英国紳士。裏の顔は、世界最強のスパイ組織“キングスマン”。
国家に属さない秘密結社の最初の任務は、世界大戦を終わらせることだった…!――1914年。世界大戦を密かに操る闇の狂団に、英国貴族のオックスフォード公と息子コンラッドが立ち向かう。人類破滅へのタイムリミットが迫る中、彼らは仲間たちと共に闇の狂団を倒し、戦争を止めることができるのか?

総評

 キングスマンシリーズの3作目になる本作はエピソード0よりも前の話という感じで、前2作とのつながりがあまり深くありません。

 前作、全然策にあったような荒唐無稽さは残しつつも、戦争映画としての色が強く出ており、重い作風になっています。そこを良しとするか、否とするかで評価が分かれるかと。何より日本版予告の「始まりも超過激!」という謳い文句程、内容が過激ではないので、そこは肩透かしな印象を受けてしまいました。

 とはいえ、映画としては固い作りになっており、軍事面だけでなく、家族ドラマにも焦点をあてて、スパイ要素、そして迫力のあるクライマックスバトルまで、十分に楽しめるエンターテインメント作品になっています。また、ラスプーチンの存在が大きい映画ともいえるでしょう。彼が出てくると荒唐無稽さが際立ち、重めの雰囲気を軽くしてくれます。彼なしでこの映画は語れないといえます。