評価【★★★★☆】4.0/5点満点中
監督
マット・リーヴス
出演者
ロバート・パティンソン
コリン・ファレル 他…
あらすじ
両親殺害の復讐を誓い、ゴッサムシティでバットマンとして活動するブルース・ウェイン。
ある日を境に街の権力者たちが次々と殺害されていく。被害者のそばには常になぞなぞがおかれており、リドラーと名乗る男によるバットマンへの挑戦であったx
ブルースは、街の権力者であるペンギンを追っていく中で、謎の女セリーナと出会う。
リドラーが明かす”嘘”とは何なのか。バットマンは果たして謎を解き明かすことができるのか…。
総評
世界最高の探偵というバットマンの一面を今回はフィーチャーした映画でした。
単体としての映画として楽しめる作品になっているので、他シリーズを見ていなくても問題ありません。
よかったところとしては、序盤のリドラーによる市長殺害シーンは、日常の中に急に現れた恐怖という感じで、わくわくしました。
また、宣伝で使用されていたシーンはかっこよく、バットモービルでペンギンを追い込み、爆炎の中から現れるシーンは、バットマンが蝙蝠であることを象徴させる場面だと思います。
リドラーとバットマンどっちも怖いなという印象を覚えさせるのは、バットマンが、犯罪者にする暴力が恐怖を感じさせたり、バットマンの衣装を着なくても、ストーカー的行為をしたり、犯罪現場にずぶぬれで現れたりと常軌を逸しており、ゴードン警部以外の警官から怪物扱いされるのもうなずける行為をしています。
物語としてリドラーが何もかも知りすぎているというのが、欠点になっているかもしれません。バットマンが謎を解いても、全てリドラーの思い通りになっており、終盤の洪水シーンも市長が殺されなかっただけで、街に甚大を被害を与えたことには変わりなく、バットマン何を防いだのか…という感想が出てきてしまいました。
総じて、バットマンシリーズの中でもリッチなつくりになっており、リアル感を追求しつつも、定番を抑えるところは抑えている作品になっていると思います。
バットマンとして見ずに、サイコサスペンスとしても楽しめると思いますので、ぜひ劇場の大画面でロバート・パティンソンの美貌を楽しんで下さい。