評価【★★★★☆】4.5/5点満点中
監督
フランク・ダラボン
原作
スティーヴン・キング
出演者
ティム・ロビンス
モーガン・フリーマン
ウィリアム・サドラ 他…
あらすじ
ショーシャンク刑務所に、若き銀行の副頭取だったアンディー・デュフレーンが、妻と間男を殺害した罪で入所してきた。最初は刑務所の「しきたり」にも 逆らい孤立していたアンディーだったが、刑務所内の古株で“調達係”のレッドは彼に他の受刑者達とは違う何かを感じていた。そんなアンディーが入 所した2年後のあるとき、アンディーは監視役のハドレー主任が抱えていた遺産相続問題を解決する事の報酬として、受刑者仲間たちへのビールを獲得 する。この一件を機に、アンディーは刑務所職員からも受刑者仲間からも、一目置かれる 存在になっていく・・・。
総評
感動映画の金字塔。金曜ロードショーで放映されていたので鑑賞しました。
冤罪で投獄されてもなお希望を失わない主人公のアンディと長年服役している受刑者レッドとの交流と獄中の生活を描く。調達屋であるレッドに徐々に心を開くアンディの描き方が非常に繊細でありながら、だれることなく二十年近い時をテンポよく描いています。
特に印象に残ったのはトミーのシーン。穏やかにただ少し不安な空気感で進んでいた映画が、彼が殺害されるシーンで一気に物語が進み、終盤の展開へとつながっていきます。彼の死があってこそ、最後の逆転劇のカタルシスを大きなものへと変えていってくれました。
「頑張って生きるか、頑張って死ぬか」だという一言がこの映画のテーマを物語っています。最後にアンディとレッドが抱き合うシーンは思わず涙がこぼれました。
総じて人間賛歌を謳った評判にたがわぬ良作です。地上波の吹き替え版で見ましたが、大塚芳忠さんの吹き替えも非常に良かったです。是非一度ご鑑賞下さい。