評価【★★★★☆】4.1/5点満点中
監督
エイドリアン・グランバーグ
出演者
シルヴェスター・スタローン
パス・ベガ 他…
あらすじ
ベトナム戦争の傷跡が未だに残るジョン・ランボー。
故郷の牧場で、旧友のマリアとその孫娘ガブリエラと共に、穏やかな生活を送っていた。しかしガブリエラがメキシコの人身売買カルテルに拉致されたことで、穏やかな生活に突如終わりが訪れる。家族同然のガブリエラを救うため、ランボーは単身メキシコに潜入するのだが…。
総評
どこにいても悲しい男(いや漢)ジョンランボーの現状最終作?
初代から続く「この男どうしたら幸せになれるんだろう」という疑問に地元に帰って穏やかに暮らすという回答を作ったのが前作だとしたら、今作はその幸せすらも奪ってしまうという悲しさ。
孫娘を奪われた彼の「なぜ俺じゃない」というセリフは重く、
またシリーズ共通の彼の思いかもしれません。
続編が作られるほど不幸せになる男ですが、彼の後生が安らかであることを祈るばかりです。
見ごたえのあるシーンとしては、ホームアローンかと揶揄されるほどのクライマックスの防衛線です。
ありとあらゆる仕掛けを施し、それがピタゴラスイッチの様に次々と敵を屠る描写は圧巻の一言です。
シリーズを見ているとより楽しめますが、単体でも面白く本作から過去のシリーズを振り返ってもよいかもしれません。
是非一度ご鑑賞下さい。