評価【★★★☆☆】3.5/5点満点中
監督
ガイ・ハミルトン
出演者
ショーン・コネリー
ゲルト・フレーベ
オナー・ブラックマン 他…
あらすじ
金だけを愛する男ゴールドフィンガー。彼はアメリカ中の金塊が貯蔵されるフォートノックスを放射能で汚染させ、自分の金の値打ちを上げようと画策していた。それに先立つ、大量の金流出を調べていたボンドは、事件の背後にゴールドフィンガーが存在していることを知るが......。
総評
ショーン・コネリー版ボンドの第三作目。脂ものってきてボンド役もかなり板についてきた印象です。本作の敵は美女を黄金まみれにして殺す男、ゴールド・フィンガー。
スペクターの様な組織ではないので力不足かと思いきや、自前の軍団はいるわ、お抱えのオッド・ジョブという強敵はいるわ、レーザーでボンドの股間を狙うわで色々すごい男です。また、本作から登場する要素として大きいのが、ボンドカーです。
本作のボンドカーはシリーズ恒例のQによる作品で一作目ながら機関銃、まきびし、オイル散布装置、煙幕そしてイジェクトシートまでついたまさに盛りだくさんの作品になっています。この盛りだくさん具合が気に入ったのか、それともアストンマーチンDB5があまりにも美しいからか、クレイグボンドも愛用している車種になっています。
続いてボンドガールは二人、一人は油まみれならぬ黄金まみれによる窒息死にあってしまうジルと、飛行機パイロットで、ゴールドフィンガーの協力をしているプッシー・ガロア(なんと名前にプッシー(女性器)!)。気が強いプッシーを口説くために、ボンド自身も強気に出ていきます。ジェントルマンなところを前面に出していたボンドの以外な一面を見ることができます。
総じてボンドが、史上最高の黄金強奪計画を阻止するという作戦をどうやって行くのかにハラハラドキドキする一作になっています。オープニングの「ゴールドフィンガー」は今聞いてもまさにゴージャス。是非オープニングから盛り上がってみていただければと思います!