評価【★★★☆☆】3.3/5点満点中
監督
ウォルフガング・ライザーマン
脚本
ケン・アンダーソン
フランク・トーマス
出演者
フィル・ハリス
エヴァ・ガボール
スターリング・ホロウェイ 他…
あらすじ
舞台はパリ。心優しく風変わりな大金持ちの老婦人が全財産を残す相手として選んだのは、気品溢れる猫のダッチェスと三匹の子猫たちだった。ところが、欲深くおっちょこちょいな執事が、遺産欲しさに猫たちの誘拐を企てる。今やダッチェスたちの運命は、やんちゃな野良猫トーマス・オマリーと仲間のジャズ猫たちにかかっている。
フィルマークスよりあらすじ抜粋
総評
ディズニーランドでよく見かけるマリーという白猫のキャラクターが登場する本作、未視聴だったのでどんなもんかと思い、視聴しました。
上流階級で暮らしていた猫たちがクラシック、そして町にいる野良猫たちがジャズ黎明期のバンドという表現の仕方は斬新ですね。先日観たクルエラでもロンドンを舞台に、クラシックなものとパンクとの組み合わせがありましたが、ディズニーはこのような舞台設定が得意なのかもしれませんね。
ただ物語は最初に気でも狂ったのか孤独な大金持ちが自分の遺産を猫に譲るなんて言うもんだから、余計なトラブルが生じたのであり本作の悪役エドワーズには、どこかかわいそうな感じが否めませんでした。(私がペットを飼っていないのもあるのかもしれませんが)
総じてかわいらしい猫がぬるぬるとした作画で動いているのはもちろん。背景の美術も非常に凝った作品になっています。物語自体は平凡と言って差し支えありませんが、ジャズのシーンはかなり力が入っていますので、是非一度ご鑑賞下さい。