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見えない目撃者(2019年製作の映画)上映時間:128分

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評価【★★★☆☆】3.7/5点満点中

監督
 森淳一
脚本
 藤井清美
 森淳一
出演者
 吉岡里帆
 高杉真宙
 大倉孝二
 浅香航大  他…

 

あらすじ

警察官として将来を有望視されながら、自らの過失による事故で視力も大切な弟も失ってしまった浜中なつめ。3年が経過するも、なつめは盲導犬のパルを相棒に、未だ失意の中で暮らしていた。そんなある夜に遭遇した、車の接触事故。なつめは慌てて立ち去る車の中から助けを求める少女の声を耳にするが、盲目に加え3年前の一件で精神も不安定な彼女の訴えは警察には聞き入れてもらえない。捜査が打ち切られるも、視覚以外の人並外れた感覚、警察学校で培った判断力、持ち前の洞察力から誘拐事件だと確信するなつめは、スケボーで車と接触した高校生の国崎春馬を探し出して、協力を申し出る。 事件に気づきながら犯人を見ていない盲目のなつめと、犯人を見ていながら少女に気づかなかったスケボー少年の春馬。社会においても孤立する“見えない目撃者”たるふたりだったが、それゆえの視点と機知を武器に、被害者となった少女と「救様」と呼ばれる存在にたどり着く。当初はなつめを信じずにいた刑事・木村友一と吉野直樹も力を貸す最中、特定の部位が無惨に切断された少女たちの遺体が発見され、女子高生連続誘拐殺人事件が露わになる。切り取られた部位と被害者の数が示唆する、陰惨で不気味な儀式殺人。なつめ、春馬、木村の目の前に、そこから15年前に起きた猟奇事件との接点が浮かび上がる。そんな中、なつめたちの背後に、血に塗れた犯人が近づこうとしていた。

フィルマークスよりあらすじ抜粋

filmarks.com

 

総評

若干ネタバレありの感想です。

吉岡里帆さん主演の本作。

良作でした。元々韓国映画が原作になっている本作ですが、話運びと言い、登場人物たちの演技と言い、どれも良かったですね。特に推したいのは高杉真宙さん、目の見えない主人公に変わり目となって導いていく存在なのですが、進路に迷っていた彼を主人公が導くことで、徐々に信頼を築き、最後は信頼していなかった警察官を志すという役どころで心情の変化を見事に演じ分けていたと思います。

総じてハラハラとさせる展開になっており、約2時間の間目の離せない内容と最後のスッキリと終わる感じも含めて非常に観やすい作りになっています。こうした良作が作れるのなら、どんどんリメイクしていけば良いと思います。これからの邦画に期待ができるそんな一本になっています。おススメです。