評価【★★★☆☆】3.7/5点満点中
監督
アニーシュ・チャガンティ
脚本
アニーシュ・チャガンティ
セブ・オハニアン
出演者
キーラ・アレン
サラ・ポールソン
パット・ヒーリー
あらすじ
ある郊外の一軒家で暮らすクロエは、生まれつき慢性の病気を患い、車椅子生活を余儀なくされている。しかし常に前向きで好奇心旺盛な彼女は、地元の大学への進学を望み、自立しようとしていた。そんなある日、クロエは自分の体調や食事を管理し、進学の夢も後押ししてくれている母親ダイアンに不信感をを抱き始める。ダイアンが新しい薬と称して差し出す緑色のカプセル。クロエの懸命な調査により、それは決して人間が服用してはならない薬だったのだ。なぜ最愛の娘に嘘をつき、危険な薬を飲ませるのか。そこには恐ろしい真実が隠されていた。ついにクロエは母親の隔離から逃げようとするが、その行く手には想像を絶する試練と新たな衝撃の真実が待ち受けていた……。
フィルマークスよりあらすじ抜粋
総評
車いす生活を余儀なくされている主人公が、護ってくれていたはずの母が実は自分を傷つけていたという話。
母親役のサラ・ポールソンの鬼気迫る演技で、緊張感をグッと上げているのは評価すべき点ですが、何よりも主人公のキーラ・アレンの演技がGoodです。足を動かせないという状況での逃れられない恐怖、焦りがありありとこちらに伝わってくるのです。
衝撃のラストという事ですが、割とこの手の作品にはありがちなネタなので、自分的にはそこまでの衝撃は無かったですね。ただ、やはりサスペンスに車いすという要素が加わったことで、発生するイベントや主人公がどう乗り越えるかが新鮮になっています。
総じてほぼ一軒家でのシーンになりますが、全くダレさせない90分になっています。サスペンスものとして十分楽しめますし、足が不自由であることにより描かれる恐怖は新鮮です。ぜひご鑑賞ください。