映画愛が足りないブログ

映画愛が足りない映画ブログです。

ハロウィン(2018年製作の映画)上映時間:106分

Amazon購入ページはこちら

評価【★★★☆☆】3.9/5点満点中

監督
 デヴィッド・ゴードン・グリーン
脚本
 デヴィッド・ゴードン・グリーン
 ダニー・マクブライド
出演者
 ジェイミー・リー・カーティス
 ジュディ・グリア
 アンディ・マティチャック  他…

 

あらすじ

 ジャーナリストのデイナとアーロンは、40年前のハロウィンに起きた凄惨な殺害事件の真相を追っていた。
殺人鬼の名前はマイケル・マイヤーズ。彼は40年間、一言も話すことなく動機や感情は一切不明。あまりの恐怖に人々は彼を“ブギーマン”と名付けた。事件の被害者で唯一の生き残りローリー・ストロードにインタビューするも収穫はなかった。しかし、ローリーは再びマイケルが目の前に現れることを恐れ、いつ起きるか分からない非常事態に一人備えていたのだ。その予感は最悪の形で現実となる。ハロウィン前夜、精神病棟から患者を輸送する車が横転し、マイケルが脱走してしまう。娘のカレンはローリーの言うことを信じず、孫娘アリソンもパーティに出かけてしまっている。
ローリーは再び街に解き放たれた“ブギーマン”と対峙することを決意。恐怖に満ちたハロウィンの夜が始まる―。

 

フィルマークスよりあらすじ抜粋

filmarks.com

 

総評

  ホラー映画かと思ったら、バトル映画だったでござるの巻。安定した打率を誇るブラムハウス製「ハロウィン」そろそろ時期もきたので、視聴してみました。

 物語は一作目「ハロウィン」から40年が経った正式な続編。一作目のヒロインローリーは、40年間、マイケルを殺す事だけを考え、家を要塞の様に改造し、娘にも殺人術を教え込むなどしてきたハッキシ言って狂人です。一方のマイケルも相も変わらず捕まっても何されても話さず、脱走したかと思いきや所かまわず殺人しまくる(多分意味なんてない)狂人です。そんな狂人対狂人が見られるのが本作です。といっても直接対決するのは最後の30分くらいなのですが、その対決シーンをもっと頂戴!となるほどの出来に仕上がっています。

 特によかったのは娘のカレンがウソ泣きをしてマイケルを誘い出し、「かかったわね」と言いながらマイケルの顎を破壊!すかさず後ろから顔だけが映ったローリーが「ハッピーハロウィン、マイケル!」と言いながら包丁で襲い掛かるシーンでしょう。

ウソじゃないんです!ほんとに見たんです!思わず「おほっ」と声を出すくらいには好きなシーンになりました。その後はとどめとばかりに孫娘のアリソンが包丁で傷をつけ、炎で家ごと焼き尽くし三世代によるブギーマン退治が終わります。いやー、楽しかった。

 総じてジェイミー・リー・カーティスニック・キャッスルのキャスティング、ジョン・カーペンター監督による音楽などオリジナルへの愛が詰まっている一作になっています。そして何よりローリーとマイケルのバトルシーンは本作の白眉です。是非ハロウィンの夜にご鑑賞下さい!(公開当時は2019年の4月だったことが残念です。)