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東京2020オリンピック SIDE:A(2022年製作の映画)上映時間:120分

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評価【★★☆☆☆】2.9/5点満点中

監督
 河瀨直美
主題歌/挿入歌
 藤井風

 

あらすじ

 コロナ禍、延期、様々な問題、そして迎えた1年遅れの開催。
750日、5000時間の膨大な記録が映し出していたものは、フィールド上、競技場の内外、至る所に満ち溢れていた情熱と苦悩。
その全てを余すことなく後世に伝えるために、映画監督・河瀬直美が紡ぎ出す、「東京2020オリンピック」の2つの真実。
コロナで見えづらくなった“繋がり”を可視化し、“オリンピックの在り方”と“日本の現在地”を突き付ける。
今後、オリンピックが進むべき道は? 本当のニューノーマルとは?
2つの側面から、あなたにとっての東京2020オリンピックの「真実」が見えてくる。
SIDE A:表舞台に立つアスリートを中心としたオリンピック関係者たち

 

フィルマークスよりあらすじ抜粋

filmarks.com

 

総評

 昨年2022年に公開された問題の一作。早くもAmazonプライムに来ていたので友人と視聴しました。東京2020オリンピック(開催は2021年)についてを語った作品で、SIDE Aでは、選手にスポットライトを当てています。

 結論から言うと、「見終わったあとの疲労感が半端ない」です。
ドキュメンタリー映画に慣れていないというのも理由の一つだとは思うのですが、物語の様に「起承転結」があるわけではなく淡々と選手たちの生きざまを一人10分程度で繰り返し映し出しているのが原因かと。シークバーを観た時「まだ40分!?」、「いつ終わるの?」となってしまいました。

 また監督の河瀨直美の色が濃く出ており、性差別やマイノリティ、人権問題などテレビでは描かれない部分を前面に出し過ぎた結果カタルシスが全く感じられないものになっています。SIDEBではオリンピックの影の部分を表現したといっているそうですが、SIDEAもたいがい暗かったです。

 心を動かされたのは、冒頭の2020年、21年の東京を映し出したシーン。自粛の影響で閑散とした東京などの都市を観たときどこか切ない様な懐かしい様な気持ちになりました。

 総じて映像自体はきれいですが、永遠かと思う様な時間を過ごすことになりました。ただ他人に「SIDE A見た?私は見たけどね。」といえるので視聴をおすすめします。