モータルコンバット(2021年製作の映画)上映時間:110分
評価【★★★☆☆】3.8/5点満点中
監督
Simon McQuoid
脚本
Greg Russo
出演者
ルイス・タン
ジャシカ・マクナミー
ジョッシュ・ローソン
ジョー・タスリム
メカード・ブルックス
浅野忠信
真田広之 他…
あらすじ
情け容赦ない無慈悲な物語。
胸にドラゴンの形をしたアザを持つ総合格闘技の選手<コール>は自らの生い立ちを知らぬまま金のために戦う日々を送っていたが、ある日、魔界の皇帝が<コール>を倒すために放った最強の刺客<サブ・ゼロ>に命を狙われる。<コール>は家族の危険を察知し、特殊部隊少佐<ジャックス>と女性戦士<ソニア>と合流。地球の守護者<ライデン>の寺院を訪れる。そこで太古より繰り広げられてきた世界の命運を懸けた格闘トーナメント“モータルコンバット”の存在と、自らが魔界の敵たちと戦うために選ばれた戦士であることを知る。
コールは新たな仲間たちとともに、自らの秘められた力を解放し、家族、そして世界を救うことが出来るのか?
フィルマークスよりあらすじ抜粋
総評
あまりの暴力表現故、日本未発売アメリカで大人気の格闘ゲーム「モータルコンバット」。その実写化作品です。原作ゲーム自体は輸入ゲームショップ等で購入するほど好きな私。もちろん本作は劇場と自宅両方で視聴しました。
結論から言うとゲーム実写化作品の中でも大満足の部類に入ります。とにかくハチャメチャな登場キャラクター達を余すことなく、画面いっぱいに映し出し楽しい絵作りを最優先。物語の整合性なんかは後回しにした威勢の良い作品作りには、「そうそうこういうので良いんだよ」とこちらもニッコリとさせられます。
また物語終盤、原作にもある残酷的なフィニッシュ技「フェイタリティ」を悪の戦士たちに連発するシーンは、そのどこか笑えるグロさとテンポ感も相まってライドできること間違いなしです。
そして物語序盤とクライマックスにしか登場しない真田広之。彼は抜群にかっこいいです。「ブレットトレイン」でも美味しいところを持っていきましたが、彼の日本刀アクションのキレは未だに健在。演じるスコーピオンの決めセリフ「Get over here!」のシーンは本作の白眉です。
総じて、頭からっぽにして楽しめる110分になっています。原作ゲームの設定を軽くウィキペディア等で頭に入れておくと、物語の飲み込みやすさが全く変わりますのでそれを観てからの視聴をおすすめします。ぜひ画面いっぱいに動くキャラクター達を観て、ニッコリしてください!