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レディ・プレイヤー1 上映時間:140分

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ワーナーブラザーズによる映画予告


評価【★★★★☆】4.0/5点満点中

監督
スティーヴン・スピルバーグ
脚本
ザック・ペン
アーネスト・クライン
原作
アーネスト・クライン
出演者
タイ・シェリダン
オリヴィア・クック  他…

あらすじ
2045年人類は何でもできて、何にでもなれるVR世界「オアシス」に夢中になっていた。
「オアシス」創始者の遺言である三つのイースターエッグを見つけ、「オアシス」の経営権を得るために、悪徳企業と主人公たちの争奪戦が始まる。

総評
ストーリーは先に述べた通りでわかりやすく、三つのイースターエッグを順に獲得していくために奔走する主人公たちの行動がすんなり入ります。
一つ目がレース、二つ目がホラーハウス(映画シャイニングが舞台)、三つ目が戦争ゲームとジャンルの豊かさもさることながら、何を言っても登場する既存キャラクターの多さに酔いしれることこそが、本作の醍醐味といえます。

ハローキティバットマンデロリアンなど自分の目では追いきれないほどのキャラクタ達が所せましと歩いており目に楽しくウィキペディアや海外のYoutuubeで紹介されて、本作を見た後でも「ウォーリーを探せ」的な楽しみ方があります。

とはいえ、そんな楽しい「オアシス」はヴァーチャルのものであり、物語中盤~終盤にかけては現実と虚構との間での争いに変化していき現実の仲間たちとヴァーチャルの仲間たちとの間での友情が描かれます。
最終的に、三つのイースターエッグを獲得し、主人公が創始者と対面するシーンでは、創始者の口より、「現実」があるからこその「虚構」であると画面を通して、我々に訴えかけてきます。
主人公もそれに同調し、エピローグで経営権を得た後では休みを作ることで無理やりにでも現実と向き合わせるようにさせています。

本作を一言で表すと「虚構が楽しいのは、現実あってこそ」です。
現実で人と交流し喜んだり苦しむからこそ、虚構の良さが際立つ。そんなことを教えてくれる映画です。ぜひ一度ご鑑賞下さい。