映画愛が足りないブログ

映画愛が足りない映画ブログです。

大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)上映時間:115分

Amazon購入ページはこちら

評価【★★☆☆☆】2.3/5点満点中

監督
 三木聡
脚本
 三木聡
出演者
 山田涼介
 土屋太鳳
 濱田岳
 オダギリジョー
 西田敏行  他…

 

あらすじ

 人類を恐怖に陥れた巨大怪獣が、ある日突然、死んだ。――この死体、どうする?――
人類を未曽有の恐怖に陥れた巨大怪獣が、ある日突然、死んだ。
国民が歓喜に沸き、安堵に浸る一方で、残された巨大な死体は徐々に腐敗・膨張を進めていた。
爆発すれば国家崩壊。終焉へのカウントダウンは始まった。絶望的な時間との闘いの中、国民の運命を懸けて死体処理を任されたのは、警察でも軍でもなく、3年前に突然姿を消した過去をもつ1人の男…。
彼に託された<使命>とは一体?果たして、爆発を阻止することができるのか――!?
前代未聞の緊急事態を前に立ち上がった、ある男の”極秘ミッション”を巡る空想特撮エンターテイメントが、今、動き出す。

 

フィルマークスよりあらすじ抜粋

filmarks.com

総評

 なぜこの映画を観てしまったのか…。そしてこの映画を観てしまってから遅々として筆が進まず、1か月がたちようやく筆を取った次第です。

 この映画は「全くやる気のない特撮」映画です。特撮表現もやる気がなければ、ドラマパートも、恋愛描写も全てからやる気が感じられません。
 皆が悪いと言っている映画だから叩いても良いという風潮があります。それに懐疑的な私ですがこの映画からは「こんなもんだろ」という志の低さがひしひしと伝わってくるので、批判せざるを得ません。

 本作は題材はとても良いものだと思います。「シン・ゴジラ」の影響もあり、リアル路線を貫いた描写が受け入れられる土壌があり、CGによる特撮も平成と比べても格段に上がりました。そのうえで、あの画面で大暴れした「怪獣」のあとしまつはどうするのかという至極真っ当ながら、誰もが「気になる」題材にした時点で優勝したも同然だったのです。それが「シン・ゴジラ」から抜き去った「ナンセンスギャグ」、「恋愛」、「人間ドラマ(ドラマと呼ぶにはあまりにも…)」という最悪なソースをかけられたことにより、全てが水の泡となりました。

 特にひどいのは登場人物が「ゲロ」、「うんこ」等のレベルの低い(小学生でも笑わないような)ギャグの応酬です。せっかく面白そうになってきたかなと思えば随所にギャグが挟まり、テンションを下げられ、話運びのテンポも悪くし踏んだり蹴ったりな気持ちにさせられます。

 総じてこの映画を観てから映画へのモチベーション自体も下げられてしまい、1月はまるで映画を観られませんでした。このレビューを書くことで次にすすもうと思います。