映画愛が足りないブログ

映画愛が足りない映画ブログです。

スーパーマン ディレクターズ・カット版(1978年製作の映画)上映時間:152分

Amazon購入ページはこちら

評価【★★★★☆】4.0/5点満点中

監督
 リチャード・ドナー
出演者
 クリストファー・リーヴ
 マーゴット・キダー
 マーロン・ブランド  他…

 

あらすじ

 滅亡の危機に瀕していた惑星クリプトンから、ひとり地球へ脱出させられた赤ん坊。
クラーク・ケントと名付けられた彼は、やがて成長、自らの出生の秘密、能力と使命を知り、大都会メトロポリスのデイリー・プラネット新聞社に入社。
正義と真実を守るためスーパーマンに変身しては、次々と事件を解決していく。だが、そんな彼の行く手に宿敵レックス・ルーサーが立ちふさがる――!

総評

 キャッチコピーである「あなたも空を翔べる!」。まさしくその名の通りの映画で、見ている観客も一体となり、ヒロイン「ロイス・レーン」の様に空を翔ぶ感覚を味わえる一作になっています。

 また当時ですら「変な恰好」であるスーパーマンの衣装を完璧に着こなし、説得力をもたせているという点でも、クリストファー・リーヴを採用したキャスティングに拍手を送るべきでしょう。

 ストーリー自体も単純明快、勧善懲悪であり、悪役であるマーロン・ブランドもコミカルな悪役に徹しています。00年代に見られた、「ヒーローとは何か」というような重いテーマはありませんが、ヒーロー映画として外せない人命救助シーンが盛りだくさんであり、それだけで満足感、爽快感を得ることができます。

 リーサルウェポンに続き、リチャード・ドナー監督作品が続きましたが、やはりエンタメ作品をつくるのに秀でている監督であると再認識させられます。

 総じて、テンポは現代映画からするとややゆったりとしていますが、コミックヒーロー原作の映画を大人でも見れるようにしたという功績は偉大であり、今見ても十分楽しめる特撮技術の高さとストーリーラインになっています。ヒーロー映画の王道を見たい時には是非お手に取っていただければと思います。