ターミネーター2(1991年製作の映画)上映時間:137分
評価【★★★☆☆】3.9/5点満点中
監督
ジェームズ・キャメロン
脚本
ジェームズ・キャメロン
ウィリアム・ウィッシャー・Jr
出演者
アーノルド・シュワルツェネッガー
リンダ・ハミルトン
エドワード・ファーロング 他…
あらすじ
最初のターミネーター出現から10年後。サラ・コナーの息子ジョンは少年に成長。ジョンは、近未来に人類抵抗軍のリーダーだ。機械軍はジョンを少年のうちに殺すため、新しいターミネーターを送り込む。ある日ロサンゼルスに2体のターミネーターが未来から送り込まれる。息子を守るために、サラの死闘が始まる。だが、残忍非道なターミネーターに立ち向かうサラとジョン母子に、強い味方が現れる。いかなる犠牲を払ってもジョンを守れと厳命を受け、人類抵抗軍によって送り込まれた戦士だ。未来への戦いが、いま始まる……
フィルマークスよりあらすじ抜粋
総評
ジェームズ・キャメロンとアーノルド・シュワルツェネッガーが再びタッグを組み製作されたターミネーターシリーズの第2弾。前作から10年後の世界を舞台に今度はターミネーターが2体登場し、また技術CGを取り入れたりと予算も倍増!迫力のある絵作りでこちらを楽しませてくれます。
説得しようとしても全く耳を貸さないといわれていた前作とは異なり、どうプログラミングしたのか、さながらドラえもんの様に「君を未来から守りに来たよ」というロボットは、少年ジョン・コナーのいう事に忠実です。仮にもターミネーター(抹殺者)という名前にも関わらず、「人を殺しちゃダメ!」という命令を守ります。(だからって足を撃つのはいいのか)
T-1000に関してはまだそこまで浸透していなかったCGと特殊メイクの二つの技術をうまくマッチさせているのも注目ポイントです。炎の中から現れたり、エレベーターに侵入するところはCGを利用し、ナイフ状の手で頭を刺すところや、弾丸を体で受け止めるところなどは実写の特殊メイクを使用して、クオリティが下がらない様に工夫されています。特に話草になっているのが、警察病院で警官に化けるシーン。ここでは双子を使用するという特殊効果の発展した今では考えつかない方法で今見ても新鮮です。
最後はあまりにも有名でもはや擦られ過ぎてしまった「溶鉱炉に親指を立てて沈むシーンは感動した。」というところで、私も思わず感動してしまいました。やはり何度見ても良いですね。
総じて、1にあったホラー感は薄くなりましたが、その感情を超えるだけの映像表現でこちらを楽しませてくれる一作になっています。是非1と併せてご鑑賞いただければと思います。