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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)上映時間:132分

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評価【★★★☆☆】3.0/5点満点中

監督
 鈴木雅之
脚本
 岡田道尚
原作
 東野圭吾
出演者
 木村拓哉
 長澤まさみ
 小日向文世  他…

 

あらすじ

 都内で起こった3件の殺人事件。すべての事件現場に残された不可解な数字の羅列から、事件は予告連続殺人として捜査が開始された。警視庁捜査一課のエリート刑事・新田浩介(木村拓哉)はその数字が次の犯行場所を示していることを解読し、ホテル・コルテシア東京が4番目の犯行場所であることを突きとめる。しかし犯人への手掛かりは一切不明。そこで警察はコルテシア東京での潜入捜査を決断し、新田がホテルのフロントクラークとして犯人を追うこととなる。そして、彼の教育係に任命されたのは、コルテシア東京の優秀なフロントクラーク・山岸尚美(長澤まさみ)。お互いの立場の違いから幾度となく衝突する新田と尚美だったが、潜入捜査を進める中で、共にプロとしての価値観を理解しあうようになっていき、二人の間には次第に不思議な信頼関係が芽生えていく。

 

フィルマークスよりあらすじ抜粋

filmarks.com

総評

 東野圭吾原作小説を豪華キャストで映画化した本作。木村拓哉長澤まさみがW主演で、当時公開された時に劇場で観ました。その時は満席だったかな、新宿のTOHOシネマズで鑑賞したのを覚えています。

 さて肝心の中身ですが、自分的には予想通りというか、ミステリーとしてはお世辞にも面白い作品とは言えないかなという感じでした。劇中物語のひねりとしてある人物が犯人と間違えられるシーンがあるのですが、それが良くも悪くもTV的というか、ワイドショーのような印象で、白けてしまいました。本作はそれ以外も出てくる豪華キャスト(特に木村拓哉)が求められる人物像しか演じていないので、つくづく俳優ありきな作品だなと感じてしまいます。

 しかし、そんな中でも光る方がおりました。生瀬勝久です。彼のクレーマーな客の演技が「心底嫌な客!」と思わせるパワーがあり、彼の出てくるシーンは軒並み面白いです。そこは注目ポイントですね。

 総じてミステリーとしてはいまいちな本作ですが、普段TVで見ている俳優や著名人がたくさん出てくる!というのが楽しい方には楽しめる一作になっていると思います。また、木村拓哉長澤まさみのバディものというだけで☆三つは出てしまうだけの画面の力があります。ドラマ好き特に「HERO」が好きな方は是非ご鑑賞下さい。