アオラレ(2020年製作の映画)上映時間:90分
評価【★★★☆☆】3.8/5点満点中
監督
デリック・ボルテ
脚本
カール・エルスワース
出演者
ラッセル・クロウ
ジミ・シンプソン
カレン・ピストリウス 他…
あらすじ
美容師のレイチェルは今日も寝坊。あわてて息子のカイルを学校へ送りながら職場へと向かうが、高速道路は大渋滞。度重なる遅刻に、ついに首となる。最悪の気分のまま下道を走るが、信号待ちで止まると、前の車は青になっても発進しない。クラクションを鳴らすがまだ動かない。イラついたレイチェルが追い越すと、つけてきたドライバーの男が「運転マナーがなっていない」と言う。レイチェルに謝罪を求めるが、彼女は拒絶して車を出す。息子を学校に送り届けたものの、ガソリンスタンドの売店でさっきの男に尾けられていることに気づく。店員は「あおり運転の常習犯よ」と警告。車に戻ったレイチェルはある異変に気付いた。が、時すでに遅し。信じられない狂気の執念に駆り立てられた男の“あおり運転”が、ノンストップで始まるのだった―
フィルマークスよりあらすじ抜粋
総評
「アオってんじゃねぇ!」、「お前がいうな!」の予告と「これが煽り運転の最終形態」というキャッチコピーに惹かれ視聴。
まずラッセルクロウの目つきがやばいのが100点です。あの巨漢とあの目で追い詰められたら、そりゃ吐きます。
ヒロインにも原因がある(謝らない、携帯のロックは掛けない、運転マナーも良くない)一方で、それを超える犯行の数々で序盤の30分のストーリーを忘れてしまいます。
ただヒロインを追い詰めるのではなく、周囲の人々を襲い続けるのには恐怖感がアオラれます。
カーチェイスやクラッシュシーン等々にCGの安っぽさは一切なく、ノンストップ・スリラーとして十分満足いく出来になっています。
『激突!』では、顔の見えない運転手が不気味さを倍増させていましたが、本作では冒頭クロウ演じる男の異常さが中心に描かれています。
総じて90分という短さもあり、非常に見やすい作りになっています。コロナ禍で限られた期間しか上映できていませんでしたが、これを機に是非見てみてください。