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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)上映時間:113分

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評価【★★★★☆】4.3/5点満点中

監督
 ダグ・リーマン
脚本
 ダンテ・バスコ
 クリストファー・マッカリー
 ジョビー・ハロルド
原作
 桜坂洋
出演者
 トム・クルーズ
 エミリー・ブラント  他…

 

あらすじ

突然、決死の任務に就くことになったウィリアム・ケイジ少佐は本格的な戦闘を前にあっけなく命を落としてしまう。ところが意識を取り戻したケイジは自分が不可解なタイムループの世界にいて、何度も戦闘と戦死を繰り返しながら……同じ戦いを生き抜かねばならないことに気づくのだった。

しかし、特殊部隊の軍人であるリタ・ヴラタスキと共に敵との戦いを繰り返していく間にケイジの戦闘技術は次第に磨き上げられていく。やがて戦いを続けていくうちに、ふたりは少しずつ敵を倒す糸口を掴んでいくことになる。

総評

 まるでアクションゲームの様に、情けなく死んでいくトム・クルーズを見れるという点だけで、本作は合格といっても過言ではありません。

 最初は、いつものニヤケ面でごまかすチャラ男であるトムクルーズが、実戦を重ねながらやがて古参兵の表情になる過程の演技の細かさを感じることができます。

 主人公とヒロインの過ごす時間の差による恋愛のような、仲間を思う大切さのような切ない場面も存在し、速いテンポながらそれを説得力を持たせているのは、トム・クルーズエミリー・ブラントの演技力の高さといえるでしょう。

 とにかく「死んでやり直し」の場面が、非常に楽しくかつロジカルに進む為、主人公たちに感情移入しながら、見ることができるのも良い点といえるでしょう。

 終盤残り残機が一になってしまってからは、いつものSF映画のノリになってしまうので、新鮮さは薄れますが、最後のオチは良くまとまっており、見た後の爽快感があります。

 何回目かの視聴ですが、情けない姿のトム・クルーズはやはり新鮮です。

爽快感があり夏のこれからの時期にもピッタリな一作になっていますので、是非手に取ってお楽しみください。