映画愛が足りないブログ

映画愛が足りない映画ブログです。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)上映時間:44分

視聴はこちらから(ディズニープラス)

評価【★★★★☆】4.2/5点満点中

監督
 ジェームズ・ガン
出演者
 クリス・プラット
 ポム・クレメンティーフ
 デイヴ・バウティスタ
 ケヴィン・ベーコン

 

あらすじ

両想いだったガモーラを失い失意のピーター・クイルを励ますため、地球生まれの彼に最高のクリスマスをプレゼントしようと、完璧な贈り物を探すミッションを背負い、愛情に溢れているが空気が全く読めない(読まない)マンティスとドラックスが地球へ向かうことにー。

フィルマークスよりあらすじ抜粋

filmarks.com

 

総評

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のホリデースペシャル。ジェームズ・ガン監督のMCU復帰作でもあります。そんな復帰後初の作品の出来はというと…。完璧っ。笑いあり、涙あり。まさか泣かされることになるとは思いもしませんでした。

劇場第一作から作中で言及されていた「フット・ルース」その主演のケヴィン・ベーコンがついに登場。作中これでもかと「ケヴィン・ベーコン!」と呼ばれ、これほどまでに彼の名前を口にしている作品も後にも先にもこれくらいでしょう。

スターウォーズホリデースペシャルと同様にアニメパートも存在。絵柄もどこか懐かしい感じの絵柄でスターウォーズを意識したのかなと思わされます。あちらでは「クリスマス」というと世界観が壊れてしまうため「ライフデイ」としていましたが、こちらは現実の世界と地続きなのできちんと「クリスマス」と明言し、飾りつけも現実のクリスマスと同様のものに。

これ以上は作品について言及しません。ただ一言これを抜きにして3は観れません。これからの季節にぴったりの作品です。是非温かい部屋でご覧になってください。超おすすめ!

デアデビル ディレクターズ・カット版(2003年製作の映画)上映時間:133分

Amazon購入ページはこちら

評価【★★★☆☆】3.2/5点満点中
監督
 マーク・スティーヴン・ジョンソン
脚本
 マーク・スティーヴン・ジョンソン
原作
 フランク・ミラー
出演者
 ベン・アフレック
 ジェニファー・ガーナー
 コリン・ファレル  他…

 

あらすじ

盲目の弁護士、マット・マードックは二つの顔を持つ。昼は弁護士として弱者を助け、夜は正義の復讐者として、法の目が届かない巨悪を裁く。彼は少年時代の事故により、視力を失うが、超人的な感覚"レーダーセンス"が覚醒する。並外れた運動能力と格闘技を体得したマードックは、恐れを知らぬ男デアデビルと名乗り、ニューヨークの闇に潜む悪と対決する

Amazonよりあらすじ抜粋

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総評

 2003年版デアデビルです。まだMCUもなかったころの作品ですが、先に劇場で公開されていたスパイダーマンと同じくニューヨークを舞台にしています。ゴールデンラズベリー賞ベン・アフレックが最低主演男優賞を受賞していますが、出来はというと…。

 ストーリーは全体的に暗い雰囲気が漂っていますが、デアデビルの出自、有名な敵役との戦い三連荘、そして昼間の法廷ドラマと盛りだくさんの内容になっています。では何が足りないのかというと、やはりヒーローとして人を救うシーンでしょうか。デアデビル自体が昼間の法廷で裁けない人を裁くという設定があるためか、人を救うシーンよりも暗がりから襲うシーンの方が多く、それがヒーローらしさを失わせている様に思います。

 コリン・ファレル演じるブルズ・アイはいつも楽しそうで見ていてこちらも楽しくなります。また、後にアイアンマンを撮るジョン・ファブローも相棒役として登場します。彼のヒーローの相棒役はここから始まったのかもしれませんね。

 総じて前評判程ひどくもない映画になっています。見どころは十分用意されていますし、コリン・ファレルは楽しそうです。

 どうでもいい話ですが、本作はやたらとマスクを剝がされます。ベン・アフレックと製作側との間で顔を見せる時間の契約でもあったんですかねぇ。逆に最近のMCUはマスクを自分から脱ぎすぎですね。

良いビジネス(2017年製作の映画)上映時間:5分

視聴はこちらから(Amazonプライム)

評価【★★★☆☆】3.5/5点満点中

監督
 レイ・サリヴァン
出演者
 エイミー・デ・ブルン
 ダリル・キンセラ  他…

 

あらすじ

 地球とは違う惑星で、イカの様な触手をもった生物と人類は兵器取引ビジネスを始めた。

総評

 5分のショートムービーながらCGのクオリティは高いです。イカの様な触手を持った甲殻類の様な生物と兵器取引ビジネスを始めた人類。とても皮肉のこもった作品になっています。

 人類側は武器を与えることで互いを滅ぼしあうという目的のもと無知と思っている現地生物と取引を行いますが、結果はご覧になった通り。現実の世界でも先進国が武器を提供し、そのしっぺ返しをもらっていますが、そのことを皮肉った作品といえるでしょう。

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)上映時間:141分

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評価【★★★☆☆】3.9/5点満点中
監督
 パティ・ジェンキンス
脚本
 ジェイソン・フックス
出演者
 ガル・ガドット
 クリス・パイン
 ロビン・ライト
 コニー・ニールセン
 エレナ・アナヤ  他…

 

あらすじ

 主人公は人間社会から孤立した女性だけの一族のプリンセスとして生まれながら、圧倒的な強さを誇る美女戦士へと育ったワンダーウーマン。好奇心旺盛だが外の世界を一切知らず、男性を見たことすらない世間知らずの彼女の運命は、ある日、浜辺に不時着したパイロットを助けた事によって大きく動き出す─。故郷を離れ、プリンセスという身分を隠し、人間社会で暮らし始めるのだが・・・。主人公は人間社会から孤立した女性だけの一族のプリンセスとして生まれながら、圧倒的な強さを誇る美女戦士へと育ったワンダーウーマン。好奇心旺盛だが外の世界を一切知らず、男性を見たことすらない世間知らずの彼女の運命は、ある日、浜辺に不時着したパイロットを助けた事によって大きく動き出す─。故郷を離れ、プリンセスという身分を隠し、人間社会で暮らし始めるのだが・・・。

フィルマークスよりあらすじ抜粋

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総評

 DCコミックスが展開するDCEUの一つ。女性ヒーロー「ワンダ―ウーマン」の誕生秘話を描いた本作。観た感想としてはヒーロー映画を純粋にやってくれてありがとう!という感じです。ヒーロー映画に兼ね備えてほしい要素は二つ。一つはヒーローの衣装を着こなせる配役にすること。そしてもう一つは人々を救う存在であること。この二つが兼ね備えられたのが本作です。

 一つ目のヒーロー衣装を着こなせる配役にすることですが、ワンダ―ウーマンという素っ頓狂なボディコン衣装をあぁも着こなせ、そしてかっこいいと思わせるガル・ガドットのヒーロー感とした顔立ちそしてスタイルで百点です。彼女自身従軍経験もあり、子供を持つ母親でもあるというまさしく「戦う女性」を体現したような人物です。

 二つ目の人々を救う存在であることについては、本作は第一次世界大戦下を舞台にし、相手役であるクリス・パインもスパイという存在。そんな人間同士が欺きあい、殺しあうという状況の中でも弱き人々を救うため、そして人間の中にある善意を信じ戦火の真っ只中に立つ彼女はまさしくヒーローそのものです。

 総じて物語を通して人間は守るに値するのかを問いながら、人類の守護神へと変わっていく彼女の物語は暗く、陰鬱になりがちだったDCEUの中でもトップクラスに明白で純粋なヒーロー映画といえます。MCUに後れを取っているDCEUですが、スーパーヒーロー映画としてのあるべき姿を女性が主役である「ワンダ―ウーマン」が先頭に立って引っ張ってくれるそう思わせるパワーのある作品です。

 

リスの住宅難(1947年製作の映画)上映時間:7分

視聴はこちらから(ディズニープラス)

評価【★★★☆☆】3.5/5点満点中

監督
 ジャック・ハナー
脚本
 ディック・キニー
 Bob North
出演者
 デジー・フリン
 ジェームス・マクドナルド
 クラレンス・ナッシュ  他…

 

あらすじ

 ドナルドは寒さをしのぐために暖炉に火をつける木を探す。と、そこに丁度いい古木があった。しかしその木はチップとデールの住む場所で…。

 

総評

 原題は「Chip an' Dale」で、あの名コンビチップとデールの名前が初登場した作品になります。しかし、名前を冠した作品でも主人公はドナルド・ダックという。いかにドナルドの人気が高かったのかが窺える作品でもあります。
 ストーリーは山小屋にいるドナルドがチップとデールの家を壊して薪にしようとしたことでリス二人とすったもんだするというもの。意外だったのは、デールが一言もしゃべらないんです。今のおしゃべりな感じはなく、あくまでギャグ役に徹しています。代わりに指示を出したり、ツッコむ役にチップがいて彼はよくしゃべります。ボケとツッコミは変らずともセリフに差が出てくるのは面白いポイントですね。

 総じてストーリーはいつものドナルドと○○の追いかけっこですが。今作はチップとデールが出てくることで、楽しさが一段階上がっている感じですね。是非一度ご鑑賞下さい。

アバター(2009年製作の映画)上映時間:162分

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評価【★★★☆☆】3.5/5点満点中

監督
 ジェームズ・キャメロン
脚本
 ジェームズ・キャメロン
出演者
 サム・ワーシントン
 ゾーイ・サルダナ
 シガニー・ウィーバー  他…

 

あらすじ

22世紀、人類は地球から遠く離れたパンドラで<アバター計画>に着手していた。この星の先住民ナヴィと人間のDNAを組み合わせた肉体<アバター>を創ることで、有毒な大気の問題をクリアし、莫大な利益をもたらす鉱物を採掘しようというのだ。この計画に参加した元兵士ジェイクは車椅子の身だったが、<アバター>を得て体の自由を取り戻す。パンドラの地に降り立ち、ナヴィの族長の娘ネイティリと恋に落ちるジェイク。しかし彼はパンドラの生命を脅かす任務に疑問を抱き、この星の運命を決する選択を強いられていく……。

Amazonよりあらすじ抜粋

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総評

 ジェームズ・キャメロン作。何部作とつづけるつもりか今やだれにもわからなくなった「アバター」シリーズ、その第2弾「ウェイ・オブ・ウォーター」が今月12月16日に公開するのにあたって、一度も見ていなかった「アバター」を初鑑賞しました。
 世界歴代興行収入NO1を樹立し、一度は「アベンジャーズ エンドゲーム」に越されるも、中国での上映開始に伴い、再度1位に返り咲いたというとんでもない記録を持っています。
 本作を一言で表現するなら、「ネイティブアメリカンアメリカ開拓民の争い」でしょうか。史実では白人によって蹂躙され、追いやられたネイティブアメリカン達ですが、本作でも劇中中盤までナヴィ達は白人の使用する兵器によって住むところを追われてしまいます。しかし、そこから主人公たちが反旗を翻しナヴィ達の民族を統一し、見事白人部隊を撃退するというストーリーになっています。ここがこの映画の肝ともいえるでしょう。単純明快なストーリーの中にも明らかに米軍、アメリカの負の歴史を批判して見せています。

 また主人公が身体障害者というのも本作が持つ明るい雰囲気を補助しています。常に枷がある現実の体と違い、アバターを使用した際には自由に動き回り、走ることができます。そして人間とは違い、身体的にも精神的にも自然や生物と共感できるナヴィ達へ敬意を向ける様になります。我々観客も映画を見ていく中で、はじめは野蛮に思えたナヴィ達が豊かな民族に思えてくる様になるのです。

 総じてファンタジー、SFの要素と西部劇そして戦争映画とをミックスさせ作り上げられたジェームズ・キャメロンの頭の中をそっくりそのまま絵にしたような世界観に圧倒させられる一本です。ストーリーは単純明快で、オチも想像通りの作品ではありますが、どこか爽快感のある作品になっています。予習もかねて是非一度ご鑑賞下さい。

(そして一目見れば本作が13年前の作品とは思えない高いCG技術に驚けるはずです。)

交渉人(1998年製作の映画)上映時間:139分

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評価【★★★☆☆】3.7/5点満点中

監督
 F・ゲイリー・グレイ
脚本
 ジェームズ・デモナコ
 ケヴィン・フォックス
出演者
 サミュエル・L・ジャクソン
 ケヴィン・スペイシー
 デヴィッド・モース  他…

 

あらすじ

 シカゴ警察No.1の人質交渉人ローマンは、ある日、何者かの罠にはめられ殺人と横領の罪に問われる。破滅を予感した彼は、警察ビルに人質をとり立てこもる。そして、もう一人のトップ交渉人クリス・セイビアンを交渉人に指名。セイビアンとローマンの極限の駆け引きが始まる。

総評

 切れ者同士の頭脳戦が繰り広げられる本作、とにかく主演二人の演技が素晴らしいです。お互いプロだからこそ、手の内が読めているので先回りして見せたり、スピード感のあるやり取りを見せてくれます。また交渉人同士のバトルだけでなく、本筋である誰が相棒を殺害したのかという点を観客に考えさせます。二人の会話から徐々に明らかになっていき、そしてラストへ。正直ラストはそこまで驚愕のものでもないのですが、それでも面白いですね。

 総じて主演二人の熱演が光る良作になっています。サスペンスものとして楽しめる作品になっていますので、是非ご鑑賞下さい。