評価【★★★☆☆】3.5/5点満点中
監督
デヴィッド・ロウリー
出演者
ロバート・レッドフォード
ケイシー・アフレック 他…
あらすじ
ある日起こる銀行強盗事件。老人の犯行はスマートで紳士的なものだった。調べを進め、主犯フォレスト・タッカーにたどり着いた担当刑事ジョンは、誰ひとり傷つけることなく大胆不敵な犯罪を楽しみながら繰り返すタッカーの生き方に惹かれる。
犯行を繰り返しながら、ある老女と知り合ったタッカーは、老女ジュエルと恋に落ちる。
ついに捕まったタッカーは服役につくが、その出所を待っていたのは、ジュエルだった。ジュエルと暮らし始めたタッカーだったが、安穏な生活に満足できず、さらに犯行を繰り返す。
総評
ロバート・レッドフォード俳優引退作という触れ込みで上映された本作。
原題は「the old man & the gun」という名前で、その名の通り老人と銃なのだが、銃を撃つ訳ではなく見せるだけというのが良い。
終始静かな穏やかな流れで犯行を行い、華麗に終わる。
チャーミングな実在の犯行と同様映画もとてもチャーミングである。
「さらば、愛しきアウトロー」のタイトルはロバート・レッドフォードの演じてきたアウトロー役そのものを物語っていると言え、引退作としてこれ以上ない。
これを見た後に「明日に向かって撃て!」を見て、さらに本作の後味を愉しみたいと思います。