映画愛が足りないブログ

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プラン9・フロム・アウター・スペース【総天然色版】(1959年製作の映画)上映時間:78分

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評価【★★☆☆☆】2.5/5点満点中

監督
 エドワード・D・ウッド・Jr
脚本
 エドワード・D・ウッド・Jr
出演者
 グレゴリー・ウォルコット
 トム・キーン
 デューク・ムーア
 モナ・マッキノン
 ダドリー・マンラヴ
 ジョアンナ・リー
 トー・ジョンソン
 ライル・タルボット
 ベラ・ルゴシ
 ヴァンパイラ  他…

 

 

あらすじ

 物語はナレーターのクリズウェルの預言から始まる。ひとりの老人の妻の葬式のあと、二人の墓掘り人夫が奇妙な音を聞いた。墓を出ようとしたそのとき、死んだはずの女性が歩いているのに出会ってしまい、二人は襲われてしまう。

その後、妻を亡くした老人も(おそらく)交通事故によって死亡してしまう。なぜか地下墓地に埋葬された老人の葬式の帰りに、参列客が二人の墓掘り人夫の死体を発見し、ダニエル・クレイ警視の率いる警察が現場に到着した。クレイ警視もまた死者に襲われる。

総評

 史上最低の映画監督こと、エド・ウッド監督の代表作。

史上最低といわれるだけあり、かなり冗長で、ツッコミどころは多々あります。

そんなツッコミどころの一部を紹介。

・意味深なナレーションから始まり、説教臭いナレーションで終わる。

・ひどすぎるコクピット場面。

・昼夜が入り乱れており、今がいつなのか説明がないとわからない。

・襲われるシーンは、基本悲鳴のみ(ギャアアア)

・でかい葉巻みたいだった⇒葉巻というよりも灰皿を宙づりしたもの。

・冒頭20分間のうちに葬式がなんと三つもある。

・自分たちの作ったゾンビに襲われる謎シーン。そして落としたら直る銃。

・唐突な反戦メッセージ(人類バーカ!とまで言っている。)

とまぁ書ききれないくらいあります。

 確かに最低な映画ではあるのですが、どこか上記に挙げるような愛すべきツッコミどころにあふれている作品で、憎めないものになっています。

 才能がないながらも映画を撮ることを愛したエドウッド。幾つかの資料映像をつなぎ合わせて音楽もよそから引っ張り「これで映画が作れた!」となってしまった作品です。殆どが一発撮りで、出来が悪くても撮り直さなかったそうです。本作はそんな彼にツッコミをしつつ楽しむのが一興というものでしょう。