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母という名の女(2017) 上映時間103分

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評価【★★★☆☆】3.5/5点満点中

監督
 ミシェル・フランコ
出演者
 エマ・スアレス
 アナ・ヴァレリア・ベセリル ほか…

 

あらすじ
メキシコのリゾートエリア、バジャルタの海辺に建つ瀟洒な別荘。
そこに二人きりで住む姉妹のもとに、長い間疎遠になっていた美しき母アブリル(エマ・スアレス)が戻ってきた。
17歳の妹バレリア(アナ・バレリア・ベセリル)は同じ歳の少年マテオ(エンリケ・アリソン)との間に子供を身ごもっており、突然舞い戻った母は献身的に娘の面倒をみるのだが、娘の出産をきっかけに、自身の影のある深い欲望を忠実に遂行していく…。
母にいったい何が起きたのか?彼女はいったい何者なのか-?

総評

 母という名の女というタイトルの通り、この映画に出てくる母親は、母親である以前に一人の女性であるという事がひしひしと伝わってきます。

 劇中の「ママはいつまでいるの?」という問いに「必要なだけ」と答えるシーンは、その背景も含めて恐ろしさを感じさせます。

 ストーリー自体は淡々としながらも終始息苦しさのようなものを感じさせ、母親が娘の男を寝取るシーンは、母性と女性とのないまぜのような何かが描かれています。