映画愛が足りないブログ

映画愛が足りない映画ブログです。

砂の器(1974年製作の映画)ネタバレあり感想 上映時間:143分

f:id:mimizudansyaku:20220201194736p:plain

Amazon購入ページはこちら

評価【★★★★☆】4.1/5点満点中

 

監督
 野村芳太郎
脚本
 橋本忍
 山田洋次
原作
 松本清張
出演者
 丹波哲郎
 加藤剛
 森田健作  他…

 

あらすじ

東京・蒲田の操車場で殺人事件が発生。身元不明の被害者は殺される直前に或る男と会っていたことが判明。ふたりの会話のなかで交わされていた「カメダ」という言葉だけを頼りに事件解明のために奔走する刑事、今西と吉村は偶然、流行りの天才音楽家、和賀英良と遭遇する・・・。

 

総評

ここから先ネタバレありの為、注意。



松本清張の代表作「砂の器」の映像化。

犯人である和賀英良の生い立ちの悲惨さが、
映画の1/3にも及んでおり、「宿命」の曲に合わせて親子の旅が描かれその風景の美しさと厳しさが胸を打つ。

トリックや動機と言ったところは細かく描かれておらず、足で稼ぐ調査がメイン。

序盤の秋田への捜査が無駄足となったり、「カメダ」という言葉を頼りに泥臭く丹波哲郎が全国行脚していく。

和賀が犯人であることは登場からして明白であるが、全く関係のないと思われる被害者とどう繋がっていくのかが見どころ

日本映画の名作、是非一度は観てみてください。