評価【★★★☆☆】3.7/5点満点中
監督
コリー・ユン
ルイ・レテリエ
脚本
リュック・ベッソン
ロバート・マーク・ケイメン
出演者
ジェイソン・ステイサム
スー・チー
フランソワ・ベルレアン 他…
あらすじ
フランクはワケありの品を報酬と引換えに運ぶ、プロの運び屋=トランスポーター。彼には自らに課した3つのルールがある。1)契約厳守2)名前は聞かない3)依頼品を開けない。ルールを1つでも破れば、<死>。ところが、あるデリバリーの途中、彼は依頼品を開けてしまう。そこで目にしたのは、ひとりの美しい女だった―。全編で繰り広げられる壮絶なカー・チェイスと銃撃戦!スリルとアクションがフル・スロットルで加速する!
フィルマークスよりあらすじ抜粋
総評
久しぶりの再鑑賞。再鑑賞中「あれこんなだったっけ?」が炸裂しまくりの一本でした。監督にはコリー・ユンの名が実はこの人、真田広之主演の「龍の忍者」の監督でもあり、その他にもサモハンキンポー主演映画のアクション指導などをしているガチガチのアクション畑の人なのです。その影響もあってか、今作のヒロインは珍しくアジア系であり、ジェイソン・ステイサムのアクションもどこかカンフーよりの動きを見せています。特に終盤で見せるオイルまみれの床でのアクションは、正直言ってジャッキー・チェンの様な香港映画を見ている感覚に非常に近く、思わず笑ってしまいます。
一つ惜しい点があるとすれば、主人公のドライビングテクニックがほぼ序盤で終わってしまう事でしょう。運び屋というタイトルにも関わらず、30分程度しか運んでいるところがないので、そのあたりは次作で改善されたところでしょうね。
総じて若き日のステイサムがバリバリアクションを決めまくる、カンフー映画と言っても過言ではない映画になっています。93分という短い尺も相まって非常に見やすい作品ですので、是非見てみてくださいね。