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黄金の王様(1935年製作の映画)上映時間:10分

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評価【★★★☆☆】3.2/5点満点中

監督
 ウォルト・ディズニー
出演者
 ビリー・ブレッチャー  他…

 

あらすじ

 黄金を何よりも愛すミダス王は、触れるもの皆黄金に変えるという力を妖精ゴールディからもらう。初めはその能力に喜び踊るミダス王だったが、触れるもの皆黄金に変えてしまうためまともに食事を摂ることも出来なかった。悲嘆に暮れるミダス王はゴールディに元の手に変えてほしいと嘆願すると、ゴールディはミダス王の資産全てと引き換えに手を元に戻すのであった。

総評

 図らずも二作連続で富に関するものを視聴しました。

 本作の主人公は金が何よりも好きなミダス王、金を数える時だけが至福の時であると豪語し、妖精ゴールディの忠告を聞かずに触れるもの皆黄金に変わるという手を手に入れます。しかしミダス王は食事を摂ることすらままならくなり、金さえあれば幸せという思いを否定せざるを得ない状況になります。最後にはハンバーガーと引き換えに手を元に戻してもらい、ゴキゲンな感じで本作は幕を閉じます。

 皮肉な事に1935年ではディズニーは拝金主義を否定していながら、2022年現在は金にモノを言わせて次々と映画会社を買収し、その傘下に置いています。「単なる金儲けは昔から嫌いだった。何かをしたい、何かを作りたい、何かを始めたい、そう思っていた。お金はそのために必要なものだ。」と言ったウォルト・ディズニーの精神は今どこにあるのでしょうかね。まぁディズニーから言わせてみれば、何かを作るために選択したのだと言いそうですが。