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ガチバン(2008年製作の映画)上映時間:74分

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評価【★★★☆☆】3.0/5点満点中
監督
 城定秀夫(城定夫)
脚本
 イケタニマサオ
出演者
 窪塚俊介
 深水元基
 秋山依里(秋山奈々
 南桂介
 沖原一生
 佐藤二朗  他…

あらすじ

 生まれながらに喧嘩が強い拓海は、古沢と三上の3人で"三羽カラス"として恐れられていた。中学を卒業した3人は別々の高校に進み、それぞれの学校で番長になると誓いを立てた。入学早々、拓海は2年の不良グループを秒殺で倒した。番長の座も目の前に見えていた。だが道のりはそう簡単ではない、拓海の通う衣笠高校には停学中の最強の不良、城島が戻ってきた。

総評

 ヤンキーものとしても青春ものとしても今一つな作品でした。これが後に20シリーズ以上続くというのですから、何が起きるか分かったものではありませんね。
 窪塚俊介演じる番長目指す主人公拓海は他校に進んだ仲間二人と全員が番長になる誓いを立てます。入学して間もなく、二年のトップを叩きのめすなど順調なスタートを切りますが、実は拓海は童貞であることを日々悶々と過ごしていたのであった。拓海はオナニーの度に全身白タイツのザーメンの精(佐藤二朗)が姿を現れ、小言を言われる。そんな中、母親の主催する演劇に急遽出演することになった拓海。そこで拓海はアヤという娘に恋をする。

 演劇と番長とどっちに振り切るべきかわからない主人公がひたすらオナニーをし、それをザーメンが諫めるという前代未聞のシーンが本作にはあります。が、新鮮なシーンはそのくらいで、あとはどう見ても番長には見えない同士の喧嘩シーンと特にこれといった特徴のない演劇シーンでしょうか。特に演劇のシーンは主人公の成長も感じられないので、何が何やら。
 総じて本作は不良ものでも、演劇青春ものとしてではなく、一人の思春期真っ只中の少年が右往左往する様を楽しむ作品です。表紙を観て期待するとカウンターをもらうので気を付けましょう。