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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)上映時間:118分

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評価【★★★☆☆】3.9/5点満点中

監督
 スティーヴン・スピルバーグ
脚本
 ウィラード・ハイク
 グロリア・カッツ
出演者
 ハリソン・フォード
 ケイト・キャプショー
 ジョナサン・キー・クァン  他…

 

あらすじ

 中国上海の満州でギャングと秘宝の取引を行うジョーンズ博士こと、インディはギャングにだまされ、命からがら居合わせた歌手のウィリーと助手の少年ショートと共に飛行機で脱出する。だがその飛行機はギャング関連会社が所有するものだった。策略により飛行士たちが脱出し、燃料を排出された飛行機はインディたちを残して墜落させられ、ゴムボートで辛くも脱出した彼らはインドへとたどり着く。

インディたちが川岸で偶然出会った老人に小さな村へ案内されると、そこは井戸が干上がり食べるものもままならない状態で、奇妙なことに子供が一人もいなかった。

村にはシヴァ・リンガと呼ばれる秘石が祭られていたが、邪教集団に奪われ、村の子供も連れ去られたという。 老人から「救世主」だと言われたインディたちは、サンカラ・ストーンと子供たちを取り戻すため、邪教集団の本拠地だという、かつてマハラジャが支配していたパンコット宮殿へと向かう。

総評

 終盤の畳みかけが素晴らしい!本作は2作目ですが、前作「レイダース/失われたアーク」の前日譚になっています。あまりに擦られすぎた演出の元祖ともいえるトロッコのシーンが一際この映画を盛り上げていきます。

 地下鉱山で繰り広げられるトロッコチェイスシーンは今見ても、どうやって撮ったんだろうと感動させてくれますし、何よりドキドキハラハラとさせてくれます。また前半の見せ場である飛行機からの落下シーン、飛行機からボートで降りて、山を下り、川に落ちて下るというどうしたらそんなこと思いつくのかとまるで漫画やアニメを観ているような感覚に陥ります。本作はそんなジェットコースターに乗っているかのような映画です。

 物語途中で出てくる大量の虫やゲテモノ料理も注目ポイントですね。実際に見たらゲーッといってしまいそうな目玉のスープや猿の脳みそなどなどスピルバーグらしいゲテモノ、キワモノ感を出しています。

 今回のインディの相棒となる少年ショートと歌手のウィリーの奇妙な組み合わせも最初はウィリーが叫ぶだけで、役に立たないことにややイラっとしますが、徐々にお互いを助け合い、窮地を脱する良いトリオへと変わっていきます。

 総じて冒険映画として、118分ノンストップで繰り広げられる映像の数々に圧倒されますし、やはり終盤のトロッコからの橋の上での戦いまでの畳みかけが素晴らしいです。冒険映画の金字塔といわれるだけの事はありますね。最新作が現在撮影中との事ですが、どのような出来になるのでしょうか。楽しみに待ちたいと思います。