バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)上映時間:105分
評価【★★★☆☆】3.3/5点満点中
監督
アンガス・マクレーン
出演者
クリス・エヴァンス
キキ・パーマー
ピーター・ソーン
タイカ・ワイティティ 他…
あらすじ
「トイ・ストーリー」で誰よりも仲間思いのバズ・ライトイヤーの、知られざるルーツを描く感動のファンタジー・アドベンチャー。有能なスペース・レンジャーのバズは、自分の力を過信したために、1200人もの乗組員と共に危険な惑星に不時着してしまう。地球に帰還するため、バズは猫型の友だちロボットのソックスと共に不可能なミッションに挑む。その行く手には、ずっと孤独だったバズの人生を変える個性豊かな仲間たちと、思いもよらぬ“敵”が待ち受けていた──
フィルマークスよりあらすじ抜粋
総評
トイストーリーでアンディ少年が夢中になった映画から作られたおもちゃが我々の知る「バズ・ライトイヤー」で、本作はその劇中劇を映画にしたという作品…。ややこしすぎるわ!いくら何でもトイストーリーでこすりすぎでしょう。と思いながらも、ディズニープラスで配信開始になったので、とりあえず視聴しました。
作中のバズが故障したエンジンを直すため、何度も挑戦し、そのたびに失敗して約4分間の挑戦が、地上では20年の月日が経っており(ウラシマ効果)、自分の年齢は変らずとも周りはどんどん変わっていき、ついには相棒を亡くしてしまいます。この時代の変化がシームレスに以降するので、作中のバズ同様置いてけぼりにされた感じが出ていたのは良かったですね。
ただ、作中出てくる相棒アリーシャの孫娘イジ―はともかくとして他二人が魅力に欠けているというのが残念でした。どこかR2-D2、C-3POを彷彿とさせる凸凹コンビは、文句ばかりを言っているため、正直ノイズになってしまっています。この二人のやり取りを漫才の様に捉えて楽しめればと思ったんですが、中々難しかったですね。終盤、作中の脅威であるザーグが老いた自分自身であったという展開は新鮮でした。
総じてこの作品を観て、アンディがバズのおもちゃが欲しい!となるかどうかはいささか疑問ですが、SF作品として一定のクオリティを達成できていると思います。お子様がいるご家庭でバズのおもちゃが欲しい!となっていたら本作は大成功なのではないでしょうか。