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ジェミニマン(2019年製作の映画)上映時間:117分

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評価【★★★☆☆】3.0/5点満点中

監督
 アン・リー
脚本
 ジョナサン・ヘンズリー
 ダーレン・レムケ
 アンドリュー・ニコル
 デヴィッド・ベニオフ
出演者
 ウィル・スミス
 メアリー・エリザベス・ウィンステッド  他…

 

あらすじ

 ウィル・スミス演じる伝説的暗殺者ヘンリーは、政府に依頼されたミッションを遂行中、何者かに襲撃される。自分の動きを全て把握し、神出鬼没で絶対に殺せないと評される最強のターゲットをヘンリーが追い詰めたとき、襲撃者の正体が秘密裏に作られた“若い自分自身”のクローンだという衝撃の事実を知り、政府を巻き込む巨大な陰謀に巻き込まれていく。

 

フィルマークスよりあらすじ抜粋

filmarks.com

総評

 何の事前情報もなく、吹き替え版で視聴。もう一度言います。吹き替え版を視聴。主人公演じるウィル・スミスは江原正士山寺宏一が演じており、若いころと現在とをうまく使い分けていました。(実際両名は他作品でもウィル・スミスの吹き替えを演じています)が、ヒロイン役のメアリー・エリザベス・ウィンステッドは誰が吹き替えているんだと思いきや、声優初挑戦の菅野美穂。毎度思うのですが、声優初挑戦ならもっと簡単な役をやった方がよいのではないでしょうか。おかげで棒読みが気になりすぎて話半分で視聴することとなりました。

 肝心の話はというと、これはもうオチになってしまうのですが、暗殺に来たクローンが、なんだかんだ懐柔されて、暗殺者としての育ての父に反逆するという流れ。まぁ予想通りのストーリーラインで、意外性はありません。

 ストーリーがその感じならアクションはどうでしょうか。最新のテクノロジーを駆使して全編CGで作られたウィル・スミスが生身のウィル・スミスと戦うというもの。たまにおやっとなるところはありましたが、それ以外は違和感なく若き日のウィル・スミスが存在しており、若き日の彼以上の身体能力を観ることができます。アクションそのものは目新しさを感じさせませんでしたが、そもそもウィル・スミスが二人いる状態が本作の肝なのです。

 総じて吹き替え版はお勧めしませんが、主演二人が異なる声優を使っているので、どちらが話しているのかはわかりやすいです。また、アクションやストーリーラインに目新しさは感じさせませんが、ウィル・スミスが二人画面にいるというだけで及第点でしょう。