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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)上映時間:120分

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評価【★★★★☆】4.2/5点満点中

監督
 ジョージ・ミラー
脚本
 ジョージ・ミラー
出演者
 トム・ハーディ
 シャーリーズ・セロン  他…

 

あらすじ

 石油も、そして水も尽きかけた世界。主人公は、愛する家族を奪われ、本能だけで生きながらえている元・警官マックス(トム・ハーディ)。資源を独占し、恐怖と暴力で民衆を支配するジョーの軍団に捕われたマックスは、反逆を企てるジョーの右腕フュリオサ(シャーリーズ・セロン)、配下の全身白塗りの男ニュークス(ニコラス・ホルト)と共に、ジョーに捕われた美女たちを引き連れ、自由への逃走を開始する。

凄まじい追跡、炸裂するバトル……。絶体絶命のピンチを迎えた時、彼らの決死の反撃が始まる!

 

フィルマークスよりあらすじ抜粋

filmarks.com

 

総評

 俺たちの考えたさいあくさいきょうの荒廃世界を実現化させたマッドマックスシリーズの最新作。30年ぶりに作られた本作はかの有名シリーズのような同窓会的な作りになるかと思いきや、観客の予想をはるかに超える快作でした。

 主人公はトム・ハーディに変更になったものの、不愛想でしかしお人よしというキャラクター性は変わらず。敵は白塗りのスピード狂軍団で、ボスは”イモータン・ジョー”と名乗り、そんなスピード狂達から神の様に慕われている。終いにはトラックの上にスピーカーをこれでもかと乗せギターをかき鳴らす。相棒となるのは囚われの美女たちを束ねる片腕のリーダー、演じるはシャーリーズ・セロン。とここまで書いただけでもかなり盛りだくさんなのですが、画面上は目では追いつけないほどの迫力とスピードでそこに車が飛び、人が飛びともうお腹いっぱいになります。

 ストーリーは「行って、帰ってくる」以上!にも拘わらず、2時間の尺を感じさせない盛りだくさんの内容。かつフュリオサとマックスの友情や、ニュークスの心情の変化など人間ドラマもきちっと入れています。

 総じて御年70歳を超えるジョージ・ミラーの年齢を全くこれっぽちも感じさせないスーパー監督の意地を感じさせられる一作になっており、近年ありがちなお祭り映画、同窓会映画にならずに新たな絵作りを感じる一作となっています。是非音響の良い環境でご鑑賞下さい!