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ほんとうに映った!監死カメラ5(2013年製作の映画)上映時間:60分

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評価【★★☆☆☆】2.9/5点満点中

監督
 坂井田俊

 

あらすじ

監死カメラシリーズ第5弾。オムニバス方式で監視カメラに映った心霊現象を紹介。

 

総評

 オムニバス方式で監視カメラに映った心霊現象を紹介する本作。本レビューでは特に気になったところを紹介していきます。

「見られている」

 何者かに見られているという気がするという女性の投稿者からの動画。しかし、映像にはこれといったものは映ってはいなかった。スタッフは本人への取材を試みるが常にサングラス姿、スマホばっかりいじって質問にも回答せず美顔ローラーまでし始める。

男性スタッフが気を利かせ飲み物を買いに外を出て、戻ってくると、投稿者の女性は「なぜチャイムを鳴らさずに戻ってきたのか」と激昂し、殺虫剤とライターを使用して火炎放射の様にして振りまき始める。

 隣人の通報により警察を呼ばれてしまうが、警官によるとこのようなことはたびたびあるそうである。

 ところが、そんな火炎放射をしている最中に奇妙な映像が取れた。それは壁から白い顔の様なものが現れ、女性を見つめていた。早速取材陣が心霊現象に詳しい魔術堂のKATOR氏に確認すると、悪魔の一種の様なものであるという。

 いや投稿者の方が怖いよ!と思わず言ってしまいたくなりました。この投稿者常に殺虫剤とサングラスをかけており、スタッフの質問にもろくに答えない為、感情がまるで見えてきませんでした。

「肝試し」

 公園の監視カメラに霊が映ったという投稿者が登場。この投稿者がかなり胡散臭い。

まずスタッフからもらった名刺をパキパキと折りはじめ、スタッフにも妙になれなれしい。またスタッフが公園の監視カメラの映像をどう入手したのかを聞くと「それ聞いちゃう?」などといってごまかそうとしてくる。挙句の果てには演出補である前田の手を取り、現場への同行を強引に迫ってくる始末。

 さすがにスタッフも危険を覚え、その場は解散し、時間を改めてスタッフだけで映像の現場へと向かう事になる。その公園の管理人に話を聞くが、詳しい取材は断られてしまい。そこで取材は終わってしまう。

 画面には改めて霊とおぼしき映像が流れる。そこには半透明の人型の様なものが歩いているのが分かる。

 まずタイトルからして夜の公園を散歩することが果たして肝試しといえるのでしょうか。というツッコミをしたくなります。また、霊の存在よりもこちらも投稿者の方が怖くなってしまう作品でした。

 総じて取材陣の力もむなしく、取材失敗で終わってしまうケースが多々見られ、肩透かしを食らう場面があり、そこが残念でした。心霊現象というよりも怖い投稿者の方に注目がいってしまいます。ただ魔術堂のKATOR氏への取材回数が増えており、そこは評価ポイントですね。