片腕ドラゴン(1972年製作の映画)上映時間:93分
評価【★★★☆☆】3.5/5点満点中
監督
ジミー・ウォング
脚本
ジミー・ウォング
出演者
ジミー・ウォング
タン・シン
ティエン・イェー 他…
あらすじ
正徳武館で中国武術の修行を積むチェンロンは、敵対する鉄鉤門の門下生に絡まれていた客を助けるため、彼らと乱闘になる。鉄鉤門の師匠であるチャオは、門下生を連れて殴りこみをかけるが、チェンロンの師匠と門下生が、返り討ちにする。
メンツを汚されたチャオは世界各国の格闘家たちを集め、正徳武館を襲う。門下生たちは次々と武闘家たちに殺されていく。そしてチェンロンは琉球空手の達人である二谷によって右腕を切り落とされてしまうのであった。
総評
前半1時間は主人公が片腕を失うまでの話となっており、基本の中国武術は勿論、テコンドー、柔道、琉球空手、ムエタイなど武術の万国博覧会(インドのやつは何だったんだ)になっています。このハチャメチャ具合が楽しいですね。
そして片腕を失った主人公が強くなるための方法は何と薬、しかも腕の神経を全て殺し、鋼の腕にするというもの(なんじゃそりゃ)。岩をも砕く手を文字通り手に入れた主人公は、武闘家たちを殺し、決戦の場を設ける。
最後はカンフー映画あるあるのだだ広い石切り場での決闘。ただし、一対一の戦いではなく、前述の通り各国の様々な拳法が見れるので、ダレさせません。仇敵である二谷の腕を切り落とし殺したところで「終劇」の二文字。いやー香港映画を見たなという気持ちにさせられます。
総じてややダイジェスト気味の展開であり、9割アクションシーンというストーリーもあってないようなものですが、世界各国の格闘技とカンフーという組み合わせは面白く、見ていて飽きさせません。ツッコミながら楽しんでいただければと思います。