評価【★★★☆☆】3.5/5点満点中
監督
リチャード・ドナー
脚本
チャニング・ギブソン
出演者
メル・ギブソン
ダニー・グローヴァー
ジョー・ペシ
レネ・ルッソ
クリス・ロック
ジェット・リー 他…
あらすじ
ロサンゼルス市警の刑事・リッグスとマータフは、次々と街を破壊する完全武装した男が出現したため現場へ急行する。現場での会話で、リッグスは恋人ローナの、マータフは娘リアンの妊娠を知る。結局その現場はリッグスの大立ち回りでガソリンスタンドやタンクローリーを吹っ飛ばして解決した。
そんな事件から9か月後、2人は探偵となったレオと釣りに出かけ、不審な大型船と遭遇する。船に乗り込み、船員との格闘の末に船は座礁。大型船は中国の密航船である事が判明する。密入国者が次々と連行されていく中、マータフは避難用ボートの中に隠れていたホン一家を発見。同情したマータフは違法と知りながら彼らを自分の家にかくまうことにする。
そんな時、ロス市警は2人の「壊し屋」のせいで保険を打ち切られた為、マーフィー警部は苦肉の策として2人を警部に昇進させ、デスクでおとなしくさせようとする。
総評
リッグスとマータフの刑事コンビアクションコメディ事実上の最終作になります。
本作のリッグスはさすがに本人も言っていますが、老いを感じさせます。公開当時42歳のメル・ギブソンの顔のしわは一作目から10年の時を経たことを感じさせます。
とはいえ、本作のエンタメ要素は前3作に負けず劣らずの盛りだくさん。
もうハチャメチャすぎてこちらが引いてしまうカーチェイスや笑いのシーンもクリス・ロックを交えてさらにパワーアップしています。
そのハチャメチャな雰囲気を締めるかのように、本作がハリウッドデビュー作となった
ジェット・リーが悪役として存在感を発揮し、彼の華麗な足技を遺憾なく発揮しています。
総じてファミリー感が強くなり、ハードボイルド感はどこかに行ってしまったものの、エンタメ作として、リッグスが身を固めるという事も含め有終の美を飾っていると思います。お疲れ様メル・ギブソン、ダニー・グローヴァ―!