評価【★★★☆☆】3.5/5点満点中
監督
メアリー・ハロン
出演者
クリスチャン・ベイル
ウィレム・デフォー
ジャレッド・レト 他…
あらすじ
ウォール街の一流企業のエリートであるベイトマンは、ビジネスマンの一面以外に殺人鬼としての顔を持っていた。
総評
エリートとして地位も名誉も女性もルックスですら持ち合わせているにも関わらず、一切満たされず、殺人だけが彼を満足させるという病気としかいいようのない主人公をクリスチャン・ベイルが見事に演じています。
特に好きなのは名刺を見せつけあう場面で、紙の質がどうの、文字のフォントがどうのだけで、まるで弱点を突かれたかのように主人公がショックを受けるシーンでしょうか。主人公であるベイトマン以外の登場人物も病気としか言いようのない虚勢の世界にいることを象徴しているシーンだと思います。
総じてアメリカンサイコの名の通り、サイコな主人公をクリスチャン・ベイルが好演しており、それをみるだけでも楽しめる一作になっています。