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ロッキー・ザ・ファイナル(2006年製作の映画)上映時間:103分

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評価【★★★★☆】4.8/5点満点中

監督
 シルヴェスター・スタローン
脚本
 シルヴェスター・スタローン
出演者
 シルヴェスター・スタローン
 バート・ヤング
 アントニオ・ターヴァー  他…

あらすじ

 かつてボクシング界の栄光をつかんだロッキー。しかし愛する妻に先立たれ、息子に敬遠され、地元フィラデルフィアで、現役時代の昔話を語る日々を送っていた。そんな中、心の喪失感を埋めるため、再びボクシングを始めることを決意する。すると、ある番組で、現役ヘビー級チャンピオンであるディクソンと現役時代のロッキーとのシミュレーションマッチが行われ、ロッキーが勝利する。それがきっかけで復帰したてのロッキーはディクソンとのエキシビション・マッチが企画された。誰もがロッキーの敗北を予想する中、試合のゴングが鳴り響いた…。
総評

 「どんなに強く打ちのめされても、こらえて前に進み続けろ。」

また、スタローンが自分を応援してくれました。この心を震わせてくれる感覚を味わえるので、映画を見ることをやめられません。

 前作から16年、誰もがロッキーシリーズを再度やることに疑問視していました。しかしロッキーを再びやることの意味をみせてくれました。
 エイドリアンを失い、レストランを経営しながら過去を振り返る生活を送るロッキー、こちらもさみしい気持ちにさせます。しかし、ロッキーの炎はまだくすぶっていませんでした。人生は一度きり「やるか、やらないか」でやるを選択し続けた男の再起の一歩は馬鹿にされるところからスタートします。

 周囲も自分の息子でさえ自分の父親が負けるところは見たくないと鼻から勝利を信じていません。そんな登場人物たちが不屈の男ロッキーによって動かされていき、最後の大声援の中終わる試合シーンへとつながっていきます。

 息子に向かって「自分の弱さを人のせいにするな、それは卑怯者のやることだ、お前は違う!」というシーンには、ロッキーJrと自分が重なり、また、スタローン自身が見ている観客を激励するかのような迫真の演技に思わず涙が止まりませんでした。 
 自分にはロッキーがいる、スタローンがいて励ましてくれるその事の大きさを再認識し、明日を頑張れる一作です。