監督
ウォルフガング・ペーターゼン
脚本
アンドリュー・W・マーロウ
出演者
ハリソン・フォード
ゲイリー・オールドマン 他…
あらすじ
アメリカ合衆国大統領専用機、通称”エアフォース・ワン”がテロリスト集団にジャックされた。50人の人質を取る中、貨物室で身を潜めていた大統領マーシャルだけが頼りとなった。果たして大統領は人質を救出し、脱出することができるのか。
総評
最近テレビでやらなくなったので、久々の鑑賞です。思ったよりも大統領、アメリカファーストな映画でした。特に人質を殺されるシーンでは普通の映画だったら、殺される前に止めに行ってたよなと。
ストーリーは、空中版ダイハードの様な作品になっており、あちらがビルならこちらはエアフォース・ワンがジャンボジェット機であることを活かして、貨物室や客席を十二分に活用しています。また、地上の副大統領側と空中の大統領との、2層構造にもなっており、緊迫感を継続させています。
大統領が従軍経験がある元英雄という強引な設定をハリソン・フォードの賢さと屈強さを併せ持ち、絵として成り立たせているのは、キャスティングの妙でしょう。
キャスティングで言うと悪役であるゲイリー・オールドマンの存在感が際立つ作品でもあります。人間、急に怒鳴られると恐ろしく感じるものですが、今作でも彼のキレ芸が見れます。
総じて90年代アクションムービーらしく、ツッコミどころは満載な映画でありますが、迫力満載のシーンが盛りだくさんで何よりもハリソン・フォードの大統領感が説得力あるので、ぜひ一度ご鑑賞下さい。