評価【★★★☆☆】3.7/5点満点中
監督
アントワーン・フークア
出演者
デンゼル・ワシントン
クリス・プラット
イーサン・ホーク 他…
あらすじ
冷酷非道な悪漢バーソロミューに支配された町で、彼に家族を殺されたエマは賞金稼ぎのサムに復讐を依頼する。賞金稼ぎのサムはバーソロミューに対抗するため、ギャンブラーのジョシュなどを雇って復讐を腕利きの男を6人集める。
最初は小遣い稼ぎのために集められた即席集団だったが、圧倒的な人数と武器を誇る敵を前に町人たちを訓練し、罠を仕掛け、それぞれの得物を武器に命がけの戦いに身を投じるのであった…。
総評
「七人の侍」、「荒野の七人」のリメイク。
全体的に一億ドルをかけているだけあり、映像自体のルックは豪華ですし、銃撃戦もとても多く、お金がかかっているなという感じです。
ただ、「七人の侍」にあった侍と農民との貧富の差、農民の訓練とそれを通した侍たちとの仮初めの絆、そういった面は薄くなってしまっています。
というのも、この映画の133分の上映時間のうち半数以上を仲間集めの旅に費やしてしまっているため、町を守るために命がけになる理由付けが短くなってしまっています。ここは上映時間が長くなってもじっくりとやってほしかったところです。
最後の悪党の殺し方も足撃って説教するのではなく、サッと撃ってしまってよかったかなという印象を抱きます。
とここまで評しましたが、やはり最後の「荒野の七人」のテーマソングが流れると、
テンションが上がるもので、テーマソングの強さを感じられます。
アマプラで3月末まで(2022年3月19日現在)観られますので、「七人の侍」、「荒野の七人」を見たことがない方は、映像もきれいなこちらから入るのも良いかもしれません。