透明人間(2019年製作の映画)上映時間:124分
評価【★★★☆☆】3.8/5点満点中
監督
リー・ワネル
出演者
エリザベス・モス
オルディス・ホッジ 他…
あらすじ
天才科学者エイドリアンの束縛された関係から逃げることの出来ないセシリアは、ある真夜中、計画的に脱出を図る。悲しみに暮れたエイドリアンは手首を切って自殺をし、莫大な財産の一部を彼女に残した。だが、常に見張られているような感覚は抜けず、セシリアは常に不安症のような状態に陥っていく。やがて、彼女の身の回りで異変が起きていく…。
総評
ザ・マミーに続き、ダークユニバース第2弾。
透明人間のリメイクに当たり、薬品による透明化ではなく、スーツによる透明化にしたことで、現代感にマッチしておりアップグレードされているのが分かります。
主人公であるエリザベス・モスの演技も素晴らしく、透明人間によって追い詰められていく人間を見事に演じており、憎しみや恐怖を目で語っていました。
透明になった人間が襲う恐怖は、透明というだけでなく、自分が加害者扱いされることにある。そんな一方向の恐怖だけでない恐ろしさを描いているのも高得点です。
ラストの終わり方も、はじめは透明人間が捕まって終わってしまうのか?という中で、文字通りサクッと終わらせるという後味の良さがあり、非常に見やすい映画になっています。
パッケージのシンプルさに二の足を踏んでいる方もぜひとも見ていただきたい一作です。